ロバート・ウィッケンズ、ポコノ決勝レースでの事故で下肢・右腕・脊椎・肺を損傷…地元病院で緊急手術
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シュミット・ピーターソン・モータースポーツは8月20日、インディカー第14戦ポコノ決勝レースで負傷したロバート・ウィッケンズの容態を発表。複数台が巻き込まれるクラッシュによって下肢・右腕・脊椎に損傷を負い、肺挫傷を患った事を明らかにした。
事故発生から9時間が経過した現在、ウィッケンズは搬送されたペンシルバニア州アレンタウンのLehigh Valley病院でMRIを受けており、検査が終了し次第、外科手術が行われる予定となっている。
レース6周目、サイド・バイ・サイドでターン2に進入したウィッケンズは、アウト側のライアン・ハンターレイと接触。遠心力によりコース外側へと弾き飛ばされたマシンはハンターレイの車に乗り上げ、コース脇のセイファー・ウォールに激突した。
衝撃で空中に舞い上がったウィッケンズは、鉄製フェンスに衝突。マシンは鉄柱に弾き返され、高速で360度の横回転をしながら火花とデブリを散らし、コース路面へと叩きつけられた。このクラッシュにより多重事故が発生。レースは2時間近くに渡り中断を強いられる事となった。