ダニエル・リカルド「後悔なし」2022年末でのマクラーレン早期離脱を発表
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マクラーレンF1チームはF1第14戦ベルギーGPの開幕を2日後に控えた8月24日(水)、ダニエル・リカルドが2022年シーズン末を以てチームを離脱する事を正式発表した。
契約は2023年末までとなっていたが、オスカー・ピアストリの来季F1デビューが強く取り沙汰される中、英国ウォーキングのチームは双方合意の下、契約を早期解除する事で合意に至ったと説明した。
ただし、2023年のランド・ノリスのチームメイトについての発表はなかった。
リカルドは声明の中で、ピアストリ騒動以前の段階からチーム代表のアンドレアス・ザイドル及びザク・ブラウンCEOと「数カ月間」に渡って話し合いを進めていたと明かした。
また、来季以降の計画については追って発表するとした上で「次の章がどうなるかに関わらず後悔はしていないし、マクラーレンに捧げた努力と取り組み、特に昨シーズンのモンツァでの勝利を誇りに思っている」と語った。
ザイドル代表は「共に困難な状況にありながらも、彼はファイティングスピリットと前向きな姿勢で以て、常にチーム全体が前進し続けられるよう助けてくれた」として「これまでの2シーズンにおけるダニエルの献身と貢献に感謝したい」と語った。
仮にピアストリを巡る一件が訴訟となりアルピーヌが勝訴した場合、リカルドを手放したマクラーレンの来季シートは完全に宙に浮くことになる。この場合、最有力候補の一人はコルトン・ハータだろう。