ダニエル・リカルド、次戦3グリッド降格「僕のミスでチームとダニールに迷惑をかけてしまった」

ルノーのダニエル・リカルド、2019年F1アゼルバイジャンGPにてcopyright RENAULT SPORT

F1アゼルバイジャンGPのレーススチュワードは、28日の決勝レースで発生したダニエル・リカルド(ルノー)とダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)のインシデントについて、リカルドに非があると判断。第5戦スペインGPでの3グリッド降格と、スーパーライセンスポイントに付帯するペナルティ2点を言い渡した。

トップ10を争っていた32周目、オーバーテイクを仕掛けた後続のリカルドが、ターン4を曲がり切れずエスケープゾーンに。アウト側にいたクビアトがターンインできる訳もなく、同じようにエスケープに逃れた。エスケープからコースに戻ろうとリバースに入れたリカルドは、誤ってクビアトに激突。両者のマシンは破損し、最終的に二人共がリタイヤを強いられた。

映像証拠とリカルド及びクビアト、そしてチーム代表者からの聴取を終えたスチュワードは、3号車ルノーR.S.19のドライバーに非があるとの裁定を下した。なお、本件に関してはFIAスポーティング・レギュレーション12条2項4並びに、F1協議規約17条2項の定めに従い上訴の対象とはならず、この発表を以て裁定が確定した。

「リタイヤを余儀なくされたインシデントになってしまった」とダニエル・リカルド。「僕のミスでチームとダニール(クビアト)に迷惑をかけてしまい申し訳なく思ってる。ちょっと切迫し過ぎてしまい、数秒間頭が真っ白になってしまった。裁定は甘んじて受け入れる」

「今日はチームにとってもっと価値ある一日になるはずだった。良いリズムが作れていたし、ミディアムでのペースも良かった。多分ポイントを獲得できたはずであるだけに本当に残念だ」

被害者となったクビアトはリカルドからの謝罪を受け入れ「彼との間には確執はない」と語り、全てを水に流すとしている。

ペナルティポイントの有効期限は12ヶ月間で、累積12点に達した場合、1戦出場停止の処分が下される。リカルドの累積ポイントは今回の2点のみとなっており、罰則適用にはまだ10点残されている。

F1アゼルバイジャンGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了