速報:レッドブルF1、2025年に先立ちローソンの起用を発表―角田裕毅の昇格ならず
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レッドブル・レーシングは2024年12月19日、2025年のF1シーズンに先立ち、4度のF1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてリアム・ローソンを起用することを正式に発表した。角田裕毅の昇格は叶わなかった。
22歳のニュージーランド人ドライバーは、セルジオ・ペレスの後任として姉妹チームのレーシング・ブルズ(VCARB)から昇格し、「幼い頃からの夢」であった英国ミルトンキーンズのチームでキャリアの新たなステップを踏むことになる。
「レッドブル・レーシングのドライバーに選ばれることは、幼い頃からの夢だった。そのために僕は、8歳の頃からこの瞬間を目指して努力を重ねてきた」とローソンは語る。
「マックスと共に働き、ワールドチャンピオンから学べることをとても楽しみにしている。彼の専門知識から多くを吸収できると確信しているし、早く新しいチャレンジに取り掛かりたい!」
ペレスは2024年シーズンを通じてパフォーマンスの低下から脱却できず、特にシーズン中盤以降はフェルスタッペンに大きく遅れをとる場面が目立ち、シーズン終了後に事実上の早期契約解除に至った。
後任候補には、経験や総合的なパフォーマンスで勝るローソンのチームメイト、角田裕毅の名前も取り沙汰されていたが、クリスチャン・ホーナー代表率いるレッドブルが選んだのは、キャリアわずか11戦のローソンだった。
ローソンについてホーナーは「優れた結果を残す能力があるだけでなく、最高のドライバーたちと競い合い、トップに立つことを恐れない真のレーサーであることを証明してきた」として、次のように続けた。
「彼の昇格は、セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンといったチャンピオンやレース勝利者たちを輩出してきたレッドブル・ジュニアプログラムの長き伝統を引き継ぐものだ」
「4度のチャンピオンであり、F1史上最も偉大なドライバーの一人であるマックスと並んでレースをすることが大きな挑戦であることは間違いないが、リアムならその挑戦に立ち向かい、素晴らしい結果を我々にもたらしてくれると確信している」
2019年にレッドブルのジュニアプログラムに加入したローソンは、ジュニアカテゴリーで数々の成功を収めた後、負傷したダニエル・リカルドの代役として2023年のオランダGPでアルファタウリからF1デビューを果たし、2戦目のシンガポールGPでは早くも初ポイントを獲得。その後、計5レースに参戦した。
2024年シーズンはレッドブルとRBの両チームでリザーブドライバーを務めた後、リカルドの後任としてアメリカGP以降の6戦に出場。2回のポイントフィニッシュを果たした。
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