史上初、F1マシンが東京公道を走行…画像で振り返る「レッドブル・ショーラン」

いちょう並木を背景に東京の公道を走るRB7、Red Bull Showrun Tokyoにてcopyright Red Bull Content Pool

レッドブル・レーシングは、2019シーズンのF1開幕オーストラリアGPを1週間後に控えた2019年3月9日、舞台となるメルボルンに向かう途中で日本へと立ち寄り、東京で公道F1デモ走行を実施。「Red Bull Showrun Tokyo」が行われた。

ショーカーチームは、今季よりF1エンジンの供給を受けるホンダの協力のもと、明治神宮外苑いちょう並木通りに400mの仮設コースを設置。マックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーが、2011年のF1世界選手権に実戦投入された「RB7」をドライブし、爆音とドーナツターンを披露した。

F1マシンが東京の市街地を走行するのは今回が初。更に、2台のマシンが公道を走るのも初めてという事で、2011年の神奈川県横浜元町以来となる日本でのデモ走行には10,000人を超えるファンが集まり、2.4リッターV8エンジンサウンドに酔いしれた。主催者が用意した観戦エリアは満席。入場規制が敷かれた。

日本のスーパーフォーミュラへの参戦経験を持つピエール・ガスリーは「東京で初めてF1マシンを走らせるという経験が出来て本当に嬉しかった。多くの人達が現地に足を運んでくれて、日本におけるF1への熱い想いを感じた。それは本当に信じられない位に素晴らしい」と振り返った。

「スポーツやチームへの愛を感じることが出来てファンタスティックだった。短い時間ではあったけど、そんな彼らと共にこのパッションを分かち合えて本当に光栄だ。素晴らしいシーズンの幕開けだよ」

ガスリーは最後のランでドーナツターンを披露した際、上手く方向を変えられずにスタック。クルーの手を借りる場面もあった。


ファンからのサインの求めに応じるピエール・ガスリー

「日本に来るたびに、サポートの素晴らしさに驚いてしまうけど、今年はレッドブルとホンダがタッグを組んでるから尚更すごかったよ」とマックス・フェルスタッペン。「長いコースではなかったけど大勢のファンが見に来てくれた。何度かドーナツターンを披露できて本当に良かった」

次にF1マシンが日本に来るのは、10月に三重県鈴鹿サーキットで行われる第17戦日本GP。11日(金)のフリー走行で開幕を迎え、13日(日)に決勝レースが行われる。フェルスタッペンは、ホンダの母国レースとなる鈴鹿でのファンのサポートに期待を添えた。

「シーズン後半に開催が予定されている日本GPでのサポートにも期待してる。鈴鹿での応援もさぞ素晴らしいものになるだろうね」

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