RB、角田裕毅の”ハンドリング不満”を受け予選・決勝を前にセットアップを変更
Published:
RBのテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは、2024年F1サンパウロGPスプリントで角田裕毅が抱えたハンドリングの問題を解決すべく、予選と決勝レースに向けて、22号車VCARB 01のセットアップを変更したと明かした。
雨により日曜に延期された予選を前に角田裕毅は、苦戦しながらもバルテリ・ボッタス(ザウバー)をコース上で交わし、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のリタイアを経て、24周のスプリントを15位でフィニッシュした。
エギントンは、角田裕毅がハンドリングに対する問題を訴えていたことから、スプリントを経てクルマに幾つかの変更を加えたと説明した。
「クルマのハンドリングに関して、彼が幾つかの部分で不満を抱えていたため、予選に向けて変更を加えた」とエギントンは語った。
「予選が雨で流れたため、その点が解決できたかどうかについては現時点で疑問が残るが、レースに向けた準備に移る前に明日、これらを確認することになる」
レースそのものについては、「スタートポジションの関係から、楽なレースにはならないと見ていたが、それでもユーキはボッタスを交わしてクリーンエアを得たことで、安定したラップタイムを目指すことに集中した」と振り返った。
22号車はインテルラゴスでリアのスライドに見舞われ、コーナーでタイムを失っている。
角田裕毅はプレスリリースを通して、「スプリントを終えてデータを確認したところ、幾つかの点が見つかったと思うので、明日に向けて改善できることを期待しています」と語り、次のように続けた。
「雨と寒さの中、長時間に渡って待ってくださったファンのことを思うと、今日の午後に予選ができなかったのは残念です」
「予選とレースの両方が控えている明日に向けて、これから準備を進めていくつもりです」
2024年のF1サンパウロGP予選は雨の影響で日曜に延期された。直前のスプリントはドライレースとなり、僚友オスカー・ピアストリとの順位交代を経て、ランド・ノリス(マクラーレン)が優勝した。
決勝レースは日本時間11月3日(日)26時にフォーメーションラップが開始され、1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。