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元F1ドライバーで、7度のF1ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハを兄に持つラルフ・シューマッハが2024年7月14日(日)、同性愛関係にあることを公表した。ゲイなのかバイセクシュアルなのかは不明。
49歳の6度のグランプリウィナーはInstagramに、男性と腕を組んで海に沈む夕日を眺めている写真を投稿し、「人生で最も素晴らしいことは、すべてを分かち合えるパートナーがそばにいることだ」とコメントを添えた。
先月、49歳になったラルフ・シューマッハは2001年にコーラ・カロリーナ・ブリンクマンさんと結婚。2015年に離婚したが、2人の間には父と同じレーシングドライバーの道を歩む息子のダビド・シューマッハがいる。
父のカミングアウトに対してダビド・シューマッハは「本当に心地よく、安心できる相手をようやく見つけられたことを本当に嬉しく思う。相手が男性であろうと女性であろうと、僕は100%、パパを応援している。2人の幸運を祈ってる。おめでとう」とリプライを寄せた。
25年来の友人、ドイツ人女優カルメン・ガイスもラルフ・シューマッハを祝福した。彼女はシューマッハのパートナーを「エティエンヌ」と呼んだ。
「エティエンヌは最高のパートナーです。2年を経て、ついに世界に愛を示すことができましたね。ラルフとは25年以上の付き合いですが、彼は私にとってつねに大きな喜びであり続けました」
「いつも自由奔放で、昼夜を問わず電話できる心の広い人であり、何よりも、常に誠実でいてくれました。この愛の輪の一部になれて幸せですし、2人がお互いを探し求めて出会ったことを思うと尚更です。なぜなら、私もエティエンヌを深く愛しているからです」
「今日、彼は同性愛者であることを告白しました。この一歩は彼にとって、解放と自己受容の行為であり、また、彼の中で長い間熟成されてきた勇気ある決断でした。今、彼は誇りと自信に満ちています」
「彼のカミングアウトは、個人的な勝利であるだけでなく、彼がようやく恐れや恥を感じることなく、本当の自分を生き、愛することができるようになったことの証でもあります」
シューマッハの他に同性愛者であることを公言したF1ドライバーには、1971年から1973年にかけて活躍したマイク・ボイトラーがいる。
シューマッハは2007年を以て182戦に渡るF1キャリアに終止符を打った後、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)を経て2012年末に現役から引退。現在はドイツSky SportsでF1解説者を務めている。