序列シャッフル、混乱の予兆? トリッキーな週末が予想されるF1エミリア・ロマーニャGP
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イモラ・サーキットでの週末は今年もトリッキーな展開となる可能性がある。4月22日開幕のF1第4戦エミリア・ロマーニャGPはスプリントフォーマットが採用されるだけでなく、雨のウェットセッションが予想される。
開幕3戦はドライコンディションに恵まれてきたが、今週末の北イタリアの天気予報は芳しくない。開幕を翌日に控えたイモラの路面には既に水溜りができている。
3日間を通して雨が降る分には問題ないが、パルクフェルメが適用される初日夕方の予選以降、降水確率は徐々に減っていき、スプリントと決勝レースは乾いた路面での争いとなる可能性がある。
初日金曜に雨が降る確率は100%と、FP1はウェットセッションが予想される。予選で雨が降る確率は20%程度と下がるものの、インターミディエイトタイヤの出番は十分に考えられる。
FP2とスプリントが行われる2日目は天候が持ち直す予報で、気温も10度近く上昇する見通しだ。ただし決勝が行われる日曜は夜に、にわか雨が予想されており、決して高くはないものの、昨年と同じ様にウェットレースとなる可能性がある。
コンディション変化が認められれば前後ブレーキダクトに関しては変更できるものの、原則的には予選後にクルマのセットアップを変更することはできない。
最大8ポイントが得られるスプリントを重視してセットアップをドライ寄りとするのか、はたまた決勝がウェットになると見越して予選とレースのパフォーマンスを優先するのか。ドライバーとしても異なるコンディションを同一セットアップで走るのは簡単ではなく、チームは難しい判断を迫られる事になりそうだ。