キミ・ライコネン、アルファロメオとの間で2021年契約延長に合意との報道を否定 / F1アイフェルGP

アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネン、2020年F1ロシアGPにてcopyright Antonin Vincent / DPPI

F1アイフェルGPの初日にも、アルファロメオとの2021年の契約延長が発表されるのではとの報道が広がる中、キミ・ライコネンはチーム側との交渉の事実を認めながらも「それは事実ではない」として、既に契約に署名済みであるとの噂を否定した。

2007年のF1ワールドチャンピオンはシャルル・ルクレールと入れ違いになる格好で、2019年シーズンを前にスイス・ヒンウィルのチームと2年契約を交わしており、契約は今季末を以て満了を迎える。

フレデリック・バスール代表はライコネンの去就決定を待たずに来季ドライバーラインナップを決定するつもりはないなどとして、何よりもライコネンを優先するとの考えを示しており、フィンランドが誇るベテランドライバーの残留を期待する声が高まっている。

一部には、既にチーム側が契約延長をオファーしライコネンがこれに合意したとして、早ければニュルブルクリンクでの初日に正式発表があるのではとの憶測が広がっているが、グランプリ初日を翌日に控えたライコネンはこうした噂を否定した。

「もしそういったニュースを信じるならそれは真実だけど、僕の契約にオプションがあった事は一度もないから、それは事実ではないと言える」とライコネン。

「かつてはニュースを読んでいたこともあるけど、そうした記事の10%については何らかの関係があるものの、90%は真実とかけ離れていたから読むのを止めてしまった。僕はまだサインしていない。先週も、1ヶ月前も、昨日も、そして今日も、契約にサインしたという事実はない」

ザウバーでの2001年のF1デビューから数えて今週末のF1アイフェルGPで通算323戦目を迎えるライコネンは、日曜のブラックアウトと同時にルーベンス・バリチェロが持つ史上最多出走記録を更新する事になるが、本人はいつもと同じように最善を尽くすだけだと語る。

「記録が懸かっていようがなかろうが、いつものように週末に挑むだけだ。一旦クルマに乗ってしまえば普段と何も変わらないんだから。自分の仕事をして、土曜日と日曜日の両方でベストの結果を出すだけだ」

「最近は少しずつ前進してきているけど、自分たちのペースを最大限に生かすためには、予選でもう少し上のポジションにつける必要がある。今週末はそれができることを願っている」

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