ライコネン、怖がるジョビナッツィを助手席に乗せてノルトシュライフェを爆走「自分で運転するより安心だろ?(笑」
Published: Updated:
ルーベンス・バリチェロが持つF1史上最多出走記録を323戦へと塗り替えたF1アイフェルGPの週末、アルファロメオのキミ・ライコネンはチームメイトのアントニオ・ジョビナッツィを助手席に乗せてニュルブルクリンクを爆走した。
舞台はF1が行われたGPコースではなく、市販車開発の聖地として数多くの自動車メーカーがテストを行う事で知られる”グリーン・ヘル”の異名を持つ全長20.832km、全73コーナーのノルトシュライフェだ。当日は路面が濡れ、タイヤが冷え切るトリッキーなコンディションだった。
用意されたのはアルファロメオ最強のスポーティセダン「ジュリア・クアドリフォリオ」。最高出力510馬力、最大トルク600Nmを発揮する2.9リッターV型6気筒インタークーラー付きツインターボを搭載する。
ラリーカーをドライブせんとばかりに”不必要に”ステアリングを切り、怖がるジョビナッツィに畳み掛けるライコネンは「コ・ドライバーになった気分だろ?」「自分で運転するより安心だろ?(笑」と爆笑。悪戯にジョビナッツィをからかい続けた。
ライコネンはフェラーリでF1ワールドチャンピオンを獲得した後、メルセデスからのオファーの退け、2010年と2011年にWRCドライバーとしてラリーカーを走らせていた。
1周を終えてジョビナッツィにステアリングを譲ったライコネンは「行け行け!踏め踏め!」と14歳年下のイタリア人ドライバーをナビゲートするが、ジョビナッツィは「キミの事は信じない」と反撃した。
笑い通しのドライブの終わりが近づくとライコネンは「もしラリーをやるなら、お前をコ・ドライバーとして雇ってやるよ」と、引退後を見据えたオファーを出すも、ジョビナッツィは「幾らくれるの?」「1000万(ユーロ)じゃ嫌だよ」とやり返した。
ウィットに富んだ率直な物言いが世界中のファンに人気のライコネンは、自身が”友人”と認めるセバスチャン・ベッテルとジョビナッツィを除いて、他のドライバーと和気あいあいとする事は殆どない。6分41秒のフルバージョンの動画はこちらから。