レッドブル・ホンダ、予期せずギアボックス確認作業を強いられるも「凄くポジティブ」F1テスト6日目
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レッドブル・ホンダは、2月27日(水)に行われたF1バルセロナ合同テスト6日目にマックス・フェルスタッペンを起用。中間コンパウンドのC3タイヤで、トップから1.251秒遅れとなる6番手タイムを記録した。
決勝レースを想定してのフルシミュレーションに取り組むなど、テストの仕上げ段階に突入。午後一には全チーム最速で100周の大台を突破し、一日を通してトータル128周を走り込んだ。
コース上でのアクシデントに伴いギアボックスの確認作業を強いられる場面もあったため、マシンを降りたフェルスタッペンは「完璧とは言えなかった」と振り返りつつも、それでもなお「凄くポジティブな一日」と評価した。
レッドブル・ホンダ:F1テスト6日目を終えて
マックス・フェルスタッペン順位: 6位, 周回: 128周
完璧とは言えないまでも良い一日だったと思う。何かが壊れるまで走り続けるよりは、その前にきちんと時間をかけて状態をチェックした方が良いに決まってる。コースアウトのダメージ状況を確認するために、午後はガレージ内で過ごす時間が多かったけど、セッション終盤にコースに戻れてよかったよ。
若干遅れを取ったけど、120周走り込めたわけだから、凄くポジティブな一日だったと思う。走り込めば走り込んだだけ充実した一日になるわけだけど、今日はかなりのラップを稼げたし、全体として僕はハッピーだよ。
ギヨーム・ロケリンレースエンジニアリング責任者
昨日と同じ様に、午前中はショートランとセットアップ作業に費やした。有意義な時間だったよ。午後はレースシミュレーションを重視してプログラムを消化した。3分の2が終わったところで、マックスが軽くコースアウトしたため、その影響を確認すべくギアボックスを調査することにしたんだ。でも、簡単にチェックできるようなパーツじゃないから、少し手こずってしまった。
チェックが終わった時には路面状況があまり良くなくて、走っても特に得られる事は何もないだろうということで、レースワークの一部として予定していたピットストップ練習に時間を費やす事にした。明日も同じ計画でセッションに臨むつもりだ。マシンに対する理解を深めて、有益なデータを集めたいと思ってる。
5日目に続きマクラーレンがトップタイム。スーパーソフト相当のC4コンパウンドで1分17秒144を記録した。2番手はC5を履いたレーシングポイントのセルジオ・ペレス。3番手には、クラッシュによって走行時間の半分以上を失ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続いた。
第二回F1バルセロナ合同テスト7日目のセッションは、28日(木)現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットでスタートする。