トロロッソ「ホンダがオフシーズンの間に重ねてきた努力が実を結んでいる」F1テスト5日目

ガレージへとマシンを押し戻すスクーデリア・トロロッソのクルー、F1バルセロナ合同テスト5日目copyright Red Bull Content Pool

スクーデリア・トロロッソの次期テクニカル・ディレクター就任が決定しているジョディ・エジントンが、26日(火)に行われたF1バルセロナ合同テスト5日目のセッションを振り返り、プログラム内容やガレージ内での出来事について語った。

この日STR14のステアリングを握ったアレックス・アルボンは、スーパーソフト相当のC4タイヤでトップから0.940秒遅れの1分18秒648をマーク。103周を走り込んで、6番手タイムでマシンを降りた。テスト6日目の明日は、ダニール・クビアトが走行を担当する。

トロロッソ:F1テスト5日目を終えて

ジョディ・エジントン副テクニカル・ディレクター

今日はアレックスが走行を担当し、ロングランを含むさまざまなテストメニューをこなした。路面温度が徐々に上がる中、通常のプログラム通り、エアロレイクをつけて走行するなど、空力テストから一日をスタートした。

有益なデータを得ることはできたものの、午前のテストでは幾つか小さな問題が出てしまい、少し時間をロスしてしまった。そのため、予定していたテスト項目が数点残ってしまった。とは言え、メカニック達のすばらしい作業のおかげで、影響は最小限に留めることができた。

午後のセッションでは、まず最初にC2タイヤに重点を置いてテストをおこなった。これによって気温が高いコンディションでのタイヤの状況を把握する事が出来た。セッション終盤には、今朝できなかった残りのテスト項目を消化した。ホンダはパワーユニットに関するプログラムを実施していたが、これはテスト1からの継続内容であり、シャシー側のプログラムへの影響は殆どなかった。ホンダがオフシーズンの間に重ねてきた努力が実を結んでいる証拠だ。

アレックスは多くの走行距離を稼ぎ、マシン操作に慣れる貴重な経験を得たと思う。有益な一日になったと言って良いだろう。チームにとっても、2019年マシンについての学習を進める助けになった。残りのテストをより充実したものにするために、この後明日に向けてデータ解析を行うつもりだ。メルボルンに向けて着実に準備をしていきたい。


プレシーズンテスト後半初日でトップタイムを記録したのは、マクラーレンのランド・ノリス。スーパーソフト相当のC4コンパウンドで1分17秒709をマークした。これに続いたのはレッドブル・ホンダ。ノリスよりも硬いC3タイヤで1000分の6秒差につけ、事実上のファステストを飾った。

第二回F1バルセロナ合同テスト2日目のセッションは2月27日(水)の現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットでスタートする。

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