アルファタウリ・ホンダ:AT01の挙動と特性への理解深めたガスリーとクビアト / テスト《3日目》
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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアトが、2月21日(金)に行われた2020年F1バルセロナテスト3日目を振り返った。
アルファタウリはこの日、空力テスト及び、昨日のデータ分析から導き出されたセットアップ作業とC4でのパフォーマンスランを午前中に行い、午後は2回のロングランとタイヤマネジメントに関するテスト項目を消化した。
午前を担当したクビアトは、62周を走ってC4タイヤで5番手タイムを記録。午後に作業を引き継いだガスリーは、50ラップを刻んで硬めのC2タイヤで9番手タイムをマークした。2段階異なるコンパウンドを履いた両者のタイム差は0.356秒であった。
チームとしてはレッドブルの代わりにホンダパワーユニットの最適化作業を担当。フロアが破損するアクシデントによってガスリーの走行時間が失われた事もあり、合計周回数は120周に留まった。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズによれば、新車AT01の「挙動と特性」に関しては十分に理解が進んできているとの事。来週のテストへの期待が膨らむ。
アルファタウリ:バルセロナテスト3日目
ピエール・ガスリー順位: 9位 / 周回数: 59周
しっかり走り込んで計画していた以上のテストを消化できたから、本当にポジティブな午後を過ごすことが出来た。
ロングランに関しては全てのプログラムを終えられたんだけど、セッション終盤に若干時間を失ってしまったため、パフォーマンスランは完了出来なかった。ただ、ダニールが午前にカバーしてくれていたから、さほど大きな問題じゃないけどね。
チームにとって実りある3日間のテストだったと思う。来週のテストに向けて解析しなきゃならない事が山積みだから、その意味では更なるパフォーマンスが期待できそうだね。
ダニール・クビアト順位: 5位 / 周回数: 62周
今日は半日だけの走行だったから、あっという間に終わってしまった感じだけど、時間を最大限に活用できたから生産的な一日になった。
質の高い内容のテストを数多く実施できたし、出来るだけ多く走り込めたから満足だよ。分析に取り組んで、来週の第2回テストに備えたい。
多かれ少なかれマシンの感触は予想通りだったし、今はまだライバル連中と同じ用にセッティングを突き詰めている最中だ。ただし、昨年のこの時期に比べると前進できている感じがする。
これからどのくらい改善できるのか、どこまで改善できれば十分なのかを見極めるのは難しいけど、来週もロングランとショートランの両面でマシンから最大のポテンシャルを引き出すための作業を続けるつもりだ。
テスト1の最終日をトップで締め括ったのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。2番手にはルイス・ハミルトンが続きシルバーアローが1-2を独占した。3番手はルノーのエステバン・オコンという結果となった。
2020年F1バルセロナテスト4日目のセッションは、4日間の休みを挟んで2月26日(水)現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットで開催される。