テオ・プルシェール、F1アメリカGPでアルファロメオからFP1デビューへ…2023年リザーブドライバーに就任

2022年FIA-F2選手権第1戦バーレーンでの勝利を祝うテオ・プルシェール(ARTグランプリ)2022年3月20日バーレーン・インターナショナル・サーキットにてCourtesy Of Alfa Romeo Racing

アルファロメオF1チームは10月13日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されるF1第19戦アメリカGPのFP1でアカデミードライバーのテオ・プルシェールを起用すると発表した。

若手適用義務の一環としてバルテリ・ボッタスのC42での走行を担当する。ハンガロリンクで行われた昨年のプライベートテストで2019年型C38をドライブしているが、週末の公式セッションでF1マシンを走らせるのは今回が初となる。

「F1マシンのステアリングを握るのは2回目だけど、今回はグランプリの公式セッションだから、ある意味初めてのように感じられるだろうね。夢が叶ったような気分だよ」とプルシェールは語った。

19歳のフランス人ドライバーは2019年にザウバー・アカデミーに加入。2022年に向けてF1への昇格が期待されていたが、チームは周冠宇との契約更新を選んだ。

2年目を迎えた現在参戦中のFIA-F2選手権では最終戦を残して164ポイントを獲得。ランキング2位につけているものの、既にタイトルを手にしたフェリペ・ドルゴヴィッチには遠く及ばなかった。

プルシェールは2023年も引き続きザウバー・アカデミーに所属するほか、チームのリザーブドライバーに就任する見通しだ。

プルシェールについてチーム代表のフレデリック・バスールは「ドライバーとして、そして同様に人間として、常に成長しつづけている事に感銘を受けている」と述べた。

「来週、彼に初のフリー走行のチャンスを与える事になり嬉しく思う。これは当然の機会であり、パフォーマンスで我々に感銘を与え、アメリカGPに向けた貴重なデータ収集に貢献してくれると確信している」

またスポーティング・ディレクターを務めるビート・ツェンダーは「2019年にザウバー・アカデミーに参加して以来、テオは素晴らしい成長を見せている」と述べた。

「間違いなく、最も有望な若手ドライバーの一人だ。ようやくF1フリー走行への初参加が決まった。そのステップアップする姿を見られることは我々にとって喜ばしいことだ」

「彼は当初からコース上でもコース外でも常にベストを尽くす姿勢を見せ、プロフェッショナルなアプローチと献身的な取り組みで我々を感心させてきた。更なるポテンシャルを引き出してくれることを楽しみにしている」

アメリカGPのFP1では、アルファロメオのパワーユニットサプライヤーであるフェラーリもレギュラードライバーに代えてロバート・シュワルツマンを起用する。またハースもアントニオ・ジョビナッツィを出走させる。

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