デ・フリース、レッドブルからF1メキシコGP出走の可能性が浮上
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2023年シーズンの前半戦終了を待たずに更迭されたニック・デ・フリースが、レッドブル及びスクーデリア・アルファタウリのリザーブドライバーとして2023年中に再びF1マシンのステアリングを握る可能性があると母国オランダのメディアで取り沙汰されている。
ダニエル・リカルドがデ・フリースの後任として角田裕毅の新たなチームメイトとなった事で、レッドブル系2チームはリザーブドライバーを1人失った。
控えドライバーの役割を担うもう1人、リアム・ローソンは日本のスーパーフォーミュラに参戦中で、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われる10月28~30日のF1メキシコGPは最終鈴鹿と日程がバッティングしており、参加することができない。
蘭「RacingNews365」はパドック関係者の情報として、他のチームと契約を結んでいない事を条件に、メキシコでの週末にデ・フリースがレッドブル及びアルファタウリのリザーブドライバーを務める可能性があると伝えた。
デ・フリースは来月、交渉術やリーダーシップを学ぶためにアメリカ最古の高等教育機関、ハーバード大学のコースを受講する予定であると明かしているが、2024年に向けては既にフォーミュラEやFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦するチームと交渉中と見られており、これらの進展次第という事になりそうだ。
リザーブ就任が現実となれば、マックス・フェルスタッペンあるいはセルジオ・ペレスが怪我や体調不要などの理由により欠場を余儀なくされた場合、デ・フリースはメキシコGPで最強最速のRB19をドライブする可能性がある。あるいは角田裕毅またはリカルドを代役として起用し、デ・フリースにAT04を託す線も考えられる。
報道によるとデ・フリースはアルファタウリでのレギュラードライバーの職を失ったものの、更迭に際して契約が解除されたわけではなく、2023年末までのレッドブルとの契約は今も有効であるという。