2列目占拠のレッドブル・ホンダ、戦略オプションを手に「メルセデス勢を苦しめてやりたい」
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レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表は惜しくも2列目に留まったF1ポルトガル公式予選を終えて、最前列からレースをスタートするメルセデス勢に言及し「苦しめてやりたい」と逆襲を誓った。
第3戦の予選ではバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得し、2番手にルイス・ハミルトンが続いた事でメルセデスが今季初のフロントロー独占を果たした。セカンドローにはマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのレッドブル・ホンダ勢が続く。
グリッド争いを終えたクリスチャン・ホーナーは「今日の予選は、特に風が強くて大変だったが、2人共がミディアムタイヤでQ3に進出してくれたおかげで、明日の決勝では戦略上の選択肢を手に2列目を確保する事ができた」と振り返った。
「マックス(フェルスタッペン)のQ3での1回目のアタックは、ポールポジションを獲得するに十分な速さだったが、ターン4で突風に煽られた事でクルマの挙動が乱れ、僅か数ミリだがトラックリミットを超えてしまい、残念ながらタイム抹消となってしまった」
「また2回目の走行ではトラフィックに阻まれてしまい、彼にとっては納得しかねる3番手になったと言える」
「一方のチェコ(ペレス)は、Q1でグラベルに入ってしまいヒヤっとする場面もあったが、そこから見事にリカバリーしてみせ、マックスと並ぶ4番手を獲得してくれた」
「明日のレースでは、2台で好スタートを切ってクリーンに戦い、前を行く2台のメルセデスを苦しめてやりたい」
2021年F1ポルトガルグランプリ決勝レースは、日本時間5月2日(日)23時にスタートの時を迎える。1周4684mのアルガルベ・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。