F1、短縮レース時のポイント減額ルール変更へ…日本GPの混乱受け

赤旗中断中の鈴鹿サーキットのピットレーンとグランドスタンド、2022年10月9日F1日本GP決勝レースCourtesy Of Alfa Romeo Racing

国際自動車連盟(FIA)はF1アメリカGPの開幕を迎えた10月22日(金)、規定周回数を満たさない短縮レースの際のポイント配分ルールを見直すと発表した。

雨の鈴鹿では赤旗中断の影響で最大3時間とする延長制限ルールが適用され、規定周回数53周のところ、52%にあたる28周しか消化できないままにチェッカーフラッグが振られた。

各国のジャーナリストやレッドブルを含む複数のチームは、短縮レースの際のポイント減額システムを理由に、マックス・フェルスタッペンのチャンピオン獲得は次戦以降に持ち越されると考えていたが、満額ポイントが付与された事で選手権が決定した。

スポーティング・レギュレーションにはポイントが減額される条件として「レースが再開できなかった場合」という旨の記載があった。

雨の影響で僅か1周でレースが終わったにも関わらず、フルポイントが付与された昨年のベルギーGPでの物議を経てFIAは今年、減額システムを改定したが、当初の批判に応えられない内容であった事が発覚した。

FIAは声明の中で「日本GPではレース時間制限及びポイント配分に関するF1競技規定第6.5条が正しく適用された」とする一方、「次回の競技規定の見直しの際に、より明確にするためにレギュレーションの文言を見直す予定だ」と述べた。

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