F1メキシコGP:ピエール・ガスリー、FP3以降の出走に暗雲…ウイルス性胃腸炎が猛威
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トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーのFP3以降の出走が危ぶまれている。独auto motor und sportのレポーターは、メキシコGP 2日目のセッションのためにパドックに姿を見せたガスリーが胃腸を患っていると報告。この件についてヘルムート・マルコに訪ねたところ「確認が必要。ひどい場合は成人用オムツを付ける必要がある」と語ったという。
スペインのTVコメンテーターを務めるアルベルト・ファブレガの報告によると、今週末のエルマノス・ロドリゲス・サーキットではウイルス性胃腸炎が猛威を振るっているとの事で、マクラーレンやルノー、トロロッソ・ホンダのチームスタッフ達など、パドックの関係者約150名ほどが体調を崩しているという
ウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎でよく知られるのは、ノロウイルスやロタウイルスで、毎年秋から冬にかけて流行する。感染経路としては、病原体の付着した手が口に触れることによる接触感染や、汚染された食べ物による経口感染などがある。人が密集するパドックで感染拡大を防ぐのは容易ではない。今後、更に感染が広がる可能性もある。
グランプリ昨日には、アルファロメオF1のテストドライバーを務めるタチアナ・カルデロンが、ポルシェスーパーカップのフリープラクティスを走行する予定であったものの、ウイルス性胃腸炎のために欠席を強いられたとの事。ガスリーのFP3以降の継続出走が懸念される。
仮にガスリーの体調が悪化し、セッションに参加できなくなったとしても、代わりを務めるドライバーはおらず、トロロッソ・ホンダは1台のみで予選と決勝を戦う必要がある。