ピエール・ガスリー「僕はどこにも行かない」アルピーヌと”長期F1契約延長”を締結

ガレージで笑顔を見せるピエール・ガスリー(アルピーヌ)、2024年6月21日(金) F1スペインGPCourtesy Of Alpine Racing

アルピーヌF1チームはF1第11戦オーストリアGPの開幕を翌日に控えた2024年6月27日(木)、ピエール・ガスリーとの複数年に渡る「長期契約延長」を発表した。ガスリーは少なくとも新レギュレーションが導入される2026年までチームに留まることになる。

フラビオ・ブリアトーレの就任をめぐる物議、主要エンジニアの相次ぐ離脱、コース上での苦戦、エンジンサプライヤーとしてのルノーのF1撤退に関する憶測など、アルピーヌにはドライバーを魅了する材料が乏しかったが、それでも複数年の契約でガスリーを引き留めることに成功した。

アルピーヌとの契約延長についてガスリーは、「どこにも行かないつもりだ」と述べ、「長期的」な視点を以てアルピーヌのプロジェクトに取り組んでいると強調し、「チームが行ってきた変更、努力、そして進んでいる方向に満足している。チームのスタッフやリソースには大きな可能性があり、今後に期待している」と付け加えた。

チーム代表を務めるブルーノ・ファミンは、ガスリーは単に経験豊富なF1ドライバーというだけでなく「アルピーヌというブランドにとって素晴らしいアンバサダー」であるとして、延長を「本当に嬉しく思う」と語った。

エステバン・オコンは既に2024年シーズン末を以てチームを去ることが発表されており、チームは後日、ガスリーの来季チームメイトを発表するとしている。ファミンは時間をかけて決定すると付け加えた。

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