アレックス・パロウ、マクラーレンMCL35Mでコースイン…初のF1テスト開始
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アレックス・パロウが生まれ故郷からほど近いスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで2021年仕様のマクラーレン・メルセデスMCL35Mのステアリングを握った。
マクラーレンF1チームは9月14日~16日(金)に非公開テストを行い、パロウとパトリシオ・オワードという2人のインディカードライバーを評価する。アルピーヌでのプライベートテストが噂されるコルトン・ハータは現地入りしていない模様だ。
パロウにとっての今回のF1初ドライブは、チップ・ガナッシ・レーシングとの間で続いていた2023年の契約問題が決着した事を受け実現した。
マクラーレンへの移籍は叶わず、2021年のインディカーチャンピオンは来季もガナッシに残留するが、チームはインディカー・シリーズの日程とバッティングしない限り、マクラーレンを含む他のカテゴリーでのパロウのテスト機会を妨げないと約束した。
なおスペインメディアの報道によるとパロウは2023年にマクラーレンのF1リザーブドライバーを務める見通しだという。
マクラーレンにとって今回の3日間に渡るテストは、オワードとパロウを直接比較できるという点で大きな意味を持つ。ましてや舞台は豊富なテストデータがあるカタロニアであり、より正確な評価が期待できる。
Putting the #MCL35M to the test. 👊 @AlexPalou pic.twitter.com/7bRJjvi2MM
— McLaren (@McLarenF1) September 15, 2022
なおマクラーレンはまだ、今季より義務化されたシーズン中の2回に渡る若手起用義務を消化しておらず、誰を走らせるかも明らかにしていない。
少なくともその内の1回は、ランド・ノリスのチームメイトとして2023年にF1デビューを迎えるオスカー・ピアストリに割り当てたいところだが、そのためにはピアストリとアルピーヌとの契約問題を解決する必要がある。
なおオワードとパロウが参戦するインディカー・シリーズは既に最終ラグナセカで閉幕しているため、両者をFP1で走らせる事に日程的な問題はないはずだ。