エステバン・オコン、米インディカーにもフォーミュラEにも興味なし「F1でタイトルを獲る事が唯一の目標」
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来シーズンの先行き不透明なエステバン・オコンは、F1でのシート獲得の望みがほとんどないにも関わらず、フォーミュラEないしはインディカーへ転向を一切検討していない。
オコンがシート喪失の危機に立たされたのは、友人であるランス・ストロール(ウィリアムズ)の父ローレンスがフォース・インディアを買収した事で始まった。ストロールが今季中にフォース・インディアに移籍するかは不透明であるものの、来季開幕戦でウィリアムズにいないのは間違いない情勢となっている。
残されたシートはトロロッソ・ホンダとウィリアムズの1席ずつのみに絞られているものの、トロロッソ側はメルセデスがオコンとの契約を解除しない限り起用する事はないと明言。事実上今季限りでシートを失う事がほぼ確定している。
だがオコンは、唯一の目標はF1グリッドに留まる事だと主張し、米インディカー・シリーズへの参戦のためにアメリカに移住する気もなければ、電動フォーミュラに活躍の場を求める気もないと語る。
「確かにインディカーは素晴らしいシリーズだと思うけど、僕が見据えているのはフォーミュラ1なんだ」オコンはCrash.netに対して次のように語った。「いつかF1ワールドチャンピオンになる。それだけが僕の目標なんだ。他の事はどうだって良い」
「フォーミュラEに参戦するという選択肢もない。もちろん将来何が起こるかは誰にも分からないけどさ」
2016年に今は無きマノーからF1デビューを果たし、パドックでも評価の高いチームメイトのセルジオ・ペレスと遜色ないドライビングを見せるオコン。将来の活躍が楽しみな21歳のフランス人は、3シーズン目の今年を以てF1から姿を消してしまうのだろうか?