ピエール・ガスリー、6回目のTOP4でランキング浮上「今日の僕らはぶっ飛んでた!」あまりの速さにチームはペースダウンを指示
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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは9月5日(日)に行われたF1第13戦オランダGP決勝で、25周目という早い段階でミディアムタイヤに履き替えたにも関わらず、難しい2ストップ戦略をやり遂げて見事4位入賞を飾った。
トップ4を獲得するのは77戦のキャリアの中で通算6度目。12点の大量ポイントを手にしたガスリーは、ダニエル・リカルド(マクラーレン)を交わしてドライバーズ選手権8位に浮上。アルファタウリ・ホンダも今季獲得ポイントを66点に伸ばし、昨年の総獲得ポイントまで後9点に迫った。
土曜日のザントフォールトでガスリーは、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツのフェラーリ勢を抑えて今季最高、自己最高位に並ぶ4番グリッドを獲得した。
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に見事なオーバーテイクを仕掛けるなど決勝レースでもそのパフォーマンスに陰りは見られず、フェルスタッペンとメルセデス勢に続くミッドフィールド最上位となる4位でチェッカーフラッグを受けた。
レースを終えたガスリーは「最高だよ!」と1日を振り返った。
「マックスと2台のメルセデスに次ぐ4位なんだから、これ以上は望みようがないね。貴重な12ポイントをチームに持ち帰る事ができたし、本当に良いレースができたと思う」
「この素晴らしいコースで72周を戦い、シャルルを後ろに抑えながらそのバトルも堪能できたし本当に楽しかった。4番手。良いよね!」
ガスリーは今週末のチームの仕事ぶりを称賛すると共に、レースペースがあまりに速すぎたため、ピットウォールからスピードを落とすよう指示されていた事を明かした。
「クルマには速さがあったし、自分が望むようにクルマを仕上げる事ができたし、チームは週末を通して本当に素晴らしい仕事をしてくれた」
「今日の僕らはぶっ飛んでたよ。チームからはタイヤのためにペースを落せってずっと言われていたんだ。ただペースがある以上、僕としては速いペースで走りたかっただけなんだけどね」
「つまり、今日は見事にマネジメントをやって最高のレースができたって事だ」
1週間後には自身初優勝の思い出深いイタリアGPが控えている。アルファタウリ・ホンダはモンツァで来季ラインナップを発表する見通しだ。
「次のモンツァでのレースは本当に楽しみだし、当然、期待も高まるよ」とガスリー。
「イタリアで僕らのパッケージがどう機能するのか楽しみだね」
9月5日(日)にザントフォールト・サーキットで行われた2021年F1第13戦オランダGP決勝レースでは、地元出身のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位にバルテリ・ボッタスが続く結果となった。
モンツァ・サーキットを舞台とする次戦イタリアGPは9月10日のフリー走行1で幕を開ける。