角田裕毅、PUトラブルでFP1失い”後手に回る”もマシンとラップに手応えと満足
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は9月3日(金)のF1第13戦オランダGPのFP1でパワーユニットのトラブルに見舞われ貴重な走行時間を失った。走行周回は僅か3周でタイム計測すら叶わなかった。
だが、午後のFP2では31周という充実のマイレージを重ね、7番手タイムをマークした僚友ピエール・ガスリーから0.634秒落ちの13番手を記録。後れを取りながらも新生ザントフォールトに上手く合わせ込んでいった。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズはこの日の角田裕毅について「残念ながらFP1で信頼性に関する問題が出てしまい1周もタイムアタックできず、新しいコースであるだけに、やや後手に回ってしまった。 PUのマイナートラブルに起因するものだったが上手く解決できた。メカニック達の素晴らしい仕事のおかげでFP2に向けてクルマの準備を整える事ができた」と説明した。
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
10 | ベッテル | アストンマーチン | 1:11.713 | +0.811 | 24 |
11 | ハミルトン | メルセデス | 1:11.911 | +1.009 | 3 |
12 | ペレス | レッドブル | 1:11.946 | +1.044 | 27 |
13 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:12.096 | +1.194 | 31 |
14 | ストロール | アストンマーチン | 1:12.136 | +1.234 | 29 |
15 | リカルド | マクラーレン | 1:12.157 | +1.255 | 25 |
16 | ライコネン | アルファロメオ | 1:12.206 | +1.304 | 31 |
最終的にはかなり満足
角田裕毅
FP2: 13位 1分12秒096, FP1: 20位 ノータイム
幾つかのエアロパーツをテストしていた最中、パワーユニットにマイナートラブルが出てしまった事で調査を余儀なくされてしまい、午前のセッションでは一旦ガレージに戻った後、再びコースに出る事ができませんでした。
そこで残りのセッションでは他のマシンのオンボード映像を見ながら、午後のFP2に向けてできる限り多くの事を学ぶよう心がけました。
FP2でようやく最初のプッシュラップを終える事ができました。ここはランオフエリアが少ないため最初は無理をしないようにドライブしました。
明日に向けての作業は山積みですが、それでもなお自信を持ってクルマをドライブして最終的にかなり満足できる1周を走る事ができましたし、チームのために多くのデータを持ち帰る事ができましたので、予選に向けて準備を進めていきたいと思います。
レース中のオーバーテイクは難しそうですので、予選が非常に大切になると思います。鍵になる明日のセッションで上手くまとめ上げられる事を願っています。
計3度の赤旗中断を強いられた初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール。2番手にはカルロス・サインツが続きフェラーリがタイムシートの最上部を占拠した。3番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)という結果となった。
F1オランダグランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月4日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。