ピエール・ガスリー、今季も好成績なるか?「ドライバーの腕次第」F1モナコGP《preview》
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レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが、2019年のF1世界選手権第6戦モナコGPに先立って抱負を語った。
トロロッソ・ホンダに籍を置いていた昨年のレースでは、週末を通してチームメイトのブレンドン・ハートレーに遅れを取っていたものの、予選ではこれを逆転。4位入賞を決めたバーレーンGP以来となるQ3進出を果たした。
日曜の決勝では、マシントラブルで唯一リタイヤを喫したマクラーレンのフェルナンド・アロンソを抜き去り7番手に浮上。そのままチェッカーガラスを受け、貴重な選手権ポイントをチームに持ち帰った。
モナコにはランオフエリアがほとんど存在せず、僅かなミスが取り返しのつかないクラッシュに繋がる。また、マシンの性能差が現れにくく、ドライバーの腕と技量が試されるため、屈指のドライバーズ・サーキットとして知られる。
モンテカルロを自身のお気に入りとして挙げるガスリーはその理由について、昨年のグランプリでの好成績と、ドライバーの腕次第で好成績を残せるから、と語る。
今季も好成績なるか?「ドライバーの腕次第」
ピエール・ガスリー
モナコは本当に特別で独特なグランプリだし、僕のお気に入りのレースの一つなんだ。予選での1ラップはシーズンの中で最もエキサイティングな瞬間だ。1周する間の70秒に渡ってアドレナリンが湧き上がり、ウォールに触れそうになりながら全力でコースを駆け巡る。
僕がモナコを気に入っている理由は、ここがドライバーの腕次第でなんとかなるテクニカルなコースだという点と、昨年の予選で最高の走りが出来たからだ。決勝レースではシーズン2番目の好成績を上げる事ができたし、今年もあのときの勢いでプッシュできる事を楽しみにしている。
それに、モナコには友人や家族が見に来てくれる予定だし、週末にはフランスからたくさんの応援団が駆けつけてくれる。僕にとっては本当に特別な週末だし、第二のホームレースみたいなものなんだ。
モナコGPの戦いの舞台となるのは伝統のモンテカルロ市街地コース。全長は3,340mで平均速度は時速130kmと、カレンダー最短にして最遅のドライバーズサーキットとして知られる。
昨年のグランプリでは、当時レッドブルにいたダニエル・リカルドがポール・トゥ・ウイン。タイヤ消耗戦を制して悲願のモナコウィナーに輝いた。2位表彰台にはセバスチャン・ベッテル(Ferrari)、3位に滑り込んだのはルイス・ハミルトン(Mercedes)。表彰台の3台は、スターティング・グリッドと全く同じ顔ぶれ・並び順となった。
第66回F1モナコGPは、日本時間2019年5月23日木曜18時からのフリー走行1で幕を開ける。