角田裕毅、F1長期残留に向けて「間違いなく重要」史上3人目のモナコ入賞日本人ドライバーに…勢い止まらず入賞率6割超
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シーズン第8戦F1モナコGPで8位フィニッシュを飾り、3戦連続でRBチームにポイントを持ち帰った角田裕毅は、入賞を続けていくことが長期F1残留に向けて重要との考えを示し、自身の活躍の裏にはチームのサポートがあると強調した。
4台がリタイヤを喫したモンテカルロ市街地コースでの78周のレースで角田裕毅は、自らに課せられた使命を忘れる事なく、着実にクルマをポイント圏内で持ち帰る事に焦点を当てペースを制御。接触などのミスもなく、スタートポジションキープの8位でチェッカーを受けた。
伝統のモナコGPで日本人ドライバーが入賞したのは、2011年に5位を獲得した小林可夢偉以来13年ぶり。
トップ5チームの牙城を崩すことは極めて困難と思われた今シーズンにおいて、開幕8戦で5度のグランプリ入賞と、角田裕毅の今季ポイント獲得率は62.5%に達する。
既に”入賞常連ドライバー”と見なされつつある角田裕毅だが、モナコでの入賞は今回が初。その感想を求められた角田裕毅は「またポイントを獲得できて良かったです。今回の入賞は僕らに相応しいと思います」と語った。
「自分自身とチームの戦略の間でバランスを取る必要がありました。当然、プッシュしたかったのですが、戦略的にはそうしないほうが良かったので。なので、できるだけ冷静にレースするよう心がけました」
「(プッシュの許可が下りた)最後の数ラップは楽しかったです。モナコでの初ポイントなので本当に嬉しいです」
今週末は角田裕毅の将来にスポットライトが当たった。RBのピーター・バイエルCEOは「私は是非ともユーキをキープしたいと思っている」と述べ、2025年に向けての契約更新に強い意欲を示した。
ミッドフィールド最上位でチャンピオンシップを終えるというチームが掲げる目標の達成においてだけでなく、毎レースに渡ってポイントを獲得し続ける事は、F1での長期残留を求めるあなたにとってどれほど重要なのか?と問われた角田裕毅は次のように答えた。
「間違いなく本当に重要だと思います。ポイントを獲得し続けることが大事です」
「チームのおかげで週末の始めの段階から自信を持って良いペースを発揮できました。そういった事が僕を気持ちよく、そして自分自身がやるべきことに集中するのを助けてくれていると思います」
「毎レースで本当に高い一貫性を発揮できていると思いますし、それが重要だと思います。兎に角、プッシュし続けていくだけですね」
2024年F1第8戦モナコGPではポールポジションからスタートしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が悲願の母国初優勝を飾った。2位はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3位表彰台にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が滑り込んだ。
ジル・ビルヌーブ・サーキットを舞台とする次戦カナダGPは6月8日のフリー走行1で幕を開ける。