”絶好のチャンス”を逃したアルファタウリ、判断ミス認める…ガスリーQ1敗退
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Q1敗退を喫したピエール・ガスリーについてスクーデリア・アルファタウリのテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「もう少し早く送り出す必要があった」と述べ、判断ミスがあったと認めた。
角田裕毅が11番手、ガスリーが17番手に終わったF1第7戦モナコGP予選を経てエジントンは「クルマは上手く機能していたし、ドライバーも一歩一歩前進して力強いパフォーマンスを発揮するなど、予選までは良い週末だった」とセッションを振り返った。
「だが残念な事にQ1の終盤にユーキがバリアに接触して赤旗が振られる事となった。その影響で全車がピットに戻り、最後のプッシュラップに備える事となった」
「問題は隊列前方から遠く離れてしまった事にある。そのためチェッカーフラッグまでに残された時間が少なく、ピエールは1秒の差でそれを逃してしまった」
「我々としては兎に角、もう少し早く送り出す必要があった」
「頭を切り替えてこうなった理由を検討しなければならない。ミッドフィールドの競争は激しく、如何なるアドバンテージも見過ごす余裕はないのだから」
「2台揃ってトップ10に入れる絶好のチャンスがあったにも関わらず、今日はそれを逃してしまった」
「ドライバーの働きもチームの仕事ぶりも今日はトップ10に間違いなく値するものだったし、クルマのパフォーマンスも十分にあった」
「予選前に聞かれたら、ダブルポイントを持ち帰るためにドライコンディションを望むと言っただろうが、今は複雑な心境で、ウエットレースの方が良いかもしれないとも思う」
「ただ、ユーキに関しては良いスタートを切ればポイント圏内に浮上することは可能だ」
「ここはオーバーテイクが難しいため、あらゆるチャンスを掴み取れる場所にいなければならない」
「ピエールに関しては異例の展開を期待せねばなるまい。それが起きる事を期待しつつ、そのチャンスを活かしていきたい」
2022年F1モナコGP予選でポールポジションを獲得したのはシャルル・ルクレール。2番手にカルロス・サインツが続きスクーデリア・フェラーリが最前列を独占した。
F1モナコGPの決勝レースは日本時間5月29日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周3340mのモンテカルロ市街地コースを78周する事でチャンピオンシップを争う。