角田裕毅「かなりのペース不足」アルファタウリ、セットアップとタイヤ使用見直しへ
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角田裕毅(アルファタウリ)は「かなりのペース不足」に苦しみ、5月6日(金)のF1第5戦マイアミGPの初日フリー走行で共に18番手と、フィールド後方に沈んだ。ミッドフィールドとの差はコンマ2秒以上と大きく開いた。
競争力が奮わなかったのは僚友ニック・デ・フリースも同様で、チーフ・レースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「期待外れのパフォーマンス」だと認めた。
原因についてエドルズは、マシンバランスには問題ないものの全体的にグリップが不足していたと説明。予選が行われる2日目に向けてセットアップとタイヤの使い方を見直す必要があると訴えた。
アルファタウリはマイアミ・インターナショナル・オートドロームでの週末に改良型のフロントウイングを持ち込むと共に、リアビューミラーの下部に羽を追加した。
ウイングに施されたマイナーアップデートについてエドルズは、この後のレースで投入が計画されているエアロコンポーネントとの組み合わせを前提としたものだと説明した。
ただ、単体でも「ポジティブな結果」が得られ、パフォーマンスゲインが確認されたとして、2日目以降も継続して使用していく意向を明らかにした。
競合に対してペースがかなり不足
角田裕毅
FP2: 18位 / 1分29秒613
FP1: 18位 / 1分32秒169
チャレンジングな1日でした。今のところペースがあまり良くないようなので、改善策を見つける必要があります。
昨年と比較すると全体的なパフォーマンスは向上しており、路面も改善されていますが、直接のライバルと比較してまだペースがかなり不足しています。
今週末は大型のアップグレードがありませんので、明日に向けて今日とは違うアプローチを試していきたいと思います。
2023年F1マイアミGPフリー走行2をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手にカルロス・サインツ、3番手にシャルル・ルクレールと、フェラーリ勢がこれに続いた。
3回目のフリー走行は日本時間5月7日(土)25時30分から、公式予選は同29時から1時間に渡ってマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。