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ホンダに代わって、今季よりルノー・エンジンを搭載するマクラーレンF1チームは23日、同チームの2018年型F1マシン「MCL33」がFIAのクラッシュテストに合格した事を明らかにした。F1への参戦に際しては、エントリーマシンが国際自動車連盟(FIA)の定める安全基準をクリアする事が義務付けられている。
ホンダ製パワーユニットとはレイアウトが大きく異なるルノーパワーユニットの移植に手こずっていたマクラーレンだが、無事に組み込みを完了したようだ。クラッシュテストではFIA技術代表立会いのもと、ドライバーに見立てた75Kgのダミーを乗せたマシンが、前面・側面・後面の3面すべてからの衝突テストを受ける。
昨シーズン後半に目を覆いたくなる程のエンジントラブルに見舞われたルノーエンジンだが、マクラーレンのチーム代表を務めるエリック・ブーリエは、ルノーは必要な手段を講じておりその信頼性に不安はないとの認識を示している。
タイトルスポンサーの発表なきマクラーレンの来季マシンは、ロン・デニス統治以前のカラーリングである”パパイヤ・オレンジ”に染め上げられるものと見られている。