ピアストリのF1デビュー先、ベルギーGP翌日に判明か…休みを経て動くストーブリーグ
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サマーブレイクが終わり、ストーブリーグが再び動き始めた。2023年のF1デビューに向けてオスカー・ピアストリがマクラーレンとアルピーヌのいずれに所属するかは、F1第14戦ベルギーGPの決勝翌日に判明する見通しだ。
アルピーヌのオトマー・サフナウアー代表はスパ・フランコルシャンでフランスのテレビ局「CANAL+」のインタビューに応じ、「オスカー・ピアストリがマクラーレンと契約するか、アルピーヌと契約するかは、月曜日には分かるだろう」と語った。
ピアストリはマクラーレン及びアルピーヌ双方と契約を結んでいると取り沙汰されている。おそらくは今週末に国際自動車連盟(FIA)の契約承認委員会(CRB)がこれに関して何らかの最終判断を下すものと見られる。
仮にマクラーレン移籍が決まった場合、アルピーヌは「90%以上」の確率でピアストリを提訴するとしている。これは移籍を阻止する事が目的ではない。英国エンストンのチームは、これまでにピアストリに投じた資金回収のための損害賠償請求を計画している。
ピアストリのマクラーレン起用の噂を経て、2022年末での契約早期解除に至ったダニエル・リカルドはスパで、マネージャーのブレイク・フレンドと共に古巣アルピーヌのエンジニアであるカール・ルースと談笑する様子が確認されているが、サバティカルを取らない場合、ハースという線もある。
ハースのギュンター・シュタイナー代表はミック・シューマッハの続投を含めて「あらゆる選択肢に対してオープン」だとしており、既にリカルドとメールでコンタクトを取った事を認める一方、リカルドが事実上解雇された格好である事に触れて「慎重になる必要がある」と語った。
フェルナンド・アロンソが去った事でシートに空きがあるアルピーヌのエステバン・オコンは2023年のチームメイトとして、「親友」であるシューマッハを望むと口にしたが、同時にドライバーラインナップを決めるのは上司達だと付け加えた。
なお独Skyはシューマッハがアルピーヌの有力候補の1人に浮上したと伝えた。