なんと実車より重い!40万個のレゴで作られたマクラーレン・ホンダMP4/4の実物スケール、メイキング動画が公開

40万個のブロックと700時間をかけ制作された実物大の1988年型F1マシン、マクラーレン・ホンダMP4-4 (1)copyright BrickVision

アイルトン・セナ没後30年の節目を受けレゴ・フランスはBrick Visionと共に、40万個のブロックと700時間をかけて1988年型F1マシン、マクラーレン・ホンダMP4/4の実物大モデルを制作した。

ホンダの1.5リッターV6ターボエンジン「RA168E」を搭載したMP4/4は、シーズン全16戦中15勝という支配的な競争力を発揮。セナにキャリア初のドライバーズタイトルを、そしてマクラーレンにコンストラクターズ選手権王座をもたらした。

赤と白の象徴的なカラーリング、ノーズに掲げられたシェルやホンダのロゴなど、リバリーはもちろんだが、コックピット内にはシートとステアリングホイール、シフトを備えるなど、細部に至るまで忠実に再現しようとの意気込みが感じられる仕上がりだ。

興味深いことにMP4/4の車両重量は540kgだが、レゴ仕様の方は600kgオーバーだという。

手掛けたのは、世界で19名しか存在しないレゴ認定プロフェッショナルのリッカルド・ザンゲールミ率いるBrick Vision社。実物大のドゥカティ・パニガーレV4や、人が中に入れる程に大きなアディダスのスーパースターなど、これまでに数多くの企業の依頼を受け、唯一無二の作品をデザイン、制作してきた。

実物大モデルは販売されていないが、今春リリースされたセナのミニフィギュアが付属する卓上サイズのMP4/4ならば入手可能だ。

アイコンシリーズの一つとして発売されている「マクラーレン MP4/4 &アイルトン・セナ(10330)」は大人向けの組み立てセットで、可動ステアリングや調節可能なリアウィングなど、その精巧なディティールが所有欲を掻き立てるアイテムとなっている。

Courtesy Of Amazon

レゴが発売する「アイコン マクラーレン MP4-4 &アイルトン・セナ F1 セナ」

3度のF1ワールドチャンピオンに輝いたレジェンド、セナが1994年5月1日のサンマリノGPで悲劇的な死を遂げて30年の節目を迎える事から、マクラーレンがF1モナコGPで特別なリバリーを採用するなど、今年は様々なキャンペーンが展開されている。

Courtesy Of McLaren

マクラーレンが2024年のF1モナコGPでMCL38に施したアイルトン・セナを称えるスペシャルリバリー

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