ヘルムート・マルコ、レッドブルF1育成に6名を一挙追加…発掘プロジェクト再始動
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若手発掘プロジェクト「レッドブル・ドライバー・サーチ」が再始動され、F1世界選手権に参戦するレッドブル・レーシングの若手育成プログラム、レッドブル・ジュニア・チームに新たに6名が加わった。いずれも10代だ。
2024年8月に13歳から16歳までの11名の若手ドライバーがヘレスに招かれ、カンポス・レーシングのF4およびGP3マシンで3日間に渡ってテストが行われた。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコはまず、フィオン・マクラグリン(Fionn McLauglin / 16歳 / アイルランド)とスコット・リンドブロム(Scott Lindblom / 14歳 / スウェーデン)をジュニアチームに迎え入れた。
そして先の2人に続いて以下の4名の加入が発表された。ロッコ・コロネルは全日本F3選手権やフォーミュラ・ニッポンでチャンピオンに輝いたトム・コロネルの息子だ。
- クリストファー・フェガリ(Christopher Feghali / 15歳 / レバノン)
- ロッコ・コロネル(Rocco Coronel / 13歳 / オランダ)
- ジュール・カランタ(Jules Caranta / 16歳 / フランス)
- エルネスト・リベラ(Ernesto Rivera / 15歳 / メキシコ)
これによりレッドブル・ジュニア・チームは岩佐歩夢を含む15名へと膨れ上がった。
ドライバー | 国籍 | 生年月日 | 2024年参戦カテゴリー |
アイザック・ハジャー | フランス | 2004年9月28日 | FIA-F2選手権 |
岩佐歩夢 | 日本 | 2001年9月22日 | スーパーフォーミュラ |
アーヴィッド・リンブラッド | イギリス | 2007年8月8日 | FIA-F3選手権 |
ティム・タミッツ | ドイツ | 2004年11月16日 | FIA-F3選手権 |
エンゾ・デリニー | フランス | 2008年4月17日 | フォーミュラ・リージョナルEU |
エンツォ・タールンヴァニチュクル | タイ | 2009年2月22日 | スペインF4 |
ペペ・マルティ | スペイン | 2005年6月13日 | FIA-F2選手権 |
オリバー・グータ | デンマーク/ドイツ | 2004年10月14日 | FIA-F2選手権 |
ジェームズ・イゴジ | アメリカ | 2007年12月10日 | スペインF4 |
フィオン・マクラグリン | アイルランド | 2007年10月29日 | カート |
スコット・リンドブロム | スウェーデン | 2010年8月5日 | カート |
クリストファー・フェガリ | レバノン | 2009年8月29日 | カート |
ロッコ・コロネル | オランダ | 2010年10月23日 | カート |
ジュール・カランタ | フランス | 2008年8月1日 | フランスF4 |
エルネスト・リベラ | メキシコ | 2008年1月12日 | スペインF4 |
「スターは買わず、育てるもの」との方針をもとにレッドブルは、次世代のF1ワールドチャンピオンを発掘すべく、2002年より若手を選抜・テストしてきた。F1キャリアに到達可能なポテンシャルを持つとマルコが判断したドライバーのみがジュニアチームへの加入を許される。
ジュニアチームの卒業生で現在、F1グリッドに並ぶ最もフレッシュなドライバーは角田裕毅(RBフォーミュラ1)だ。