ルイス・ハミルトン、2025年にフェラーリF1電撃移籍決定との報道
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イギリスやイタリア、スペインを含む欧州の複数のメディアが伝えたところによると、7度のF1ワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンは、2025年に向けてメルセデスからスクーデリア・フェラーリに電撃移籍する。早ければ2月1日(木)中にも正式発表が行われる可能性があるという。
フェラーリ移籍の可能性が大々的に取り沙汰される中、39歳のイギリス人ドライバーは昨夏にメルセデスとの間で2025年末までの2年契約を締結したが、この契約には本人が望みさえすれば2025年に移籍可能な条項が含まれていると見られている。
ハミルトンは2024年末で契約が満了するカルロス・サインツの後任としてフェラーリに移籍する見通しだという。フェラーリのもう一人のドライバー、シャルル・ルクレールは最近新たな長期契約に合意した。
仮に報道が事実となればF1コミュニティ全体に衝撃を与えることは必至で、ハミルトンは2014年から2020年までの7年間に渡って計6つの世界タイトルを獲得したメルセデスとのパートナーシップに終止符を打つことになる。
現時点でフェラーリとメルセデスは共に本件に関するコメントを拒否しているが、報道によるとメルセデスはチームメンバー全員に招集命令を出したとされており、現地14時からのブリーフィングの中でハミルトンの離脱がトト・ウォルフ代表より告げられる見通しだという。
ハミルトンはメルセデスと共にこれまでに222戦を戦い優勝82回、ポールポジション78回、表彰台148回を記録。6回のドライバーズチャンピオンに輝いているが、新たなグランドエフェクトカー規定が導入された2022年以降は1度も勝利できていない。
何故、1年も先のこのタイミングなのか。2024年シーズンを通してチームとどのように関わっていくつもりなのか。メルセデスよりフェラーリの可能性を信じた材料はなんなのか。疑問は尽きない。
ハミルトンのメルセデス離脱によってF1ドライバー・マーケットが劇的に慌ただしくなる事は疑いない。メルセデスは早々にハミルトンの後任探しに着手する必要があり、サインツは新天地を模索することになる。
空いたメルセデスのシートに対し、今季末限りでアストンマーチンとの契約が切れるフェルナンド・アロンソがどう反応するかも興味深い。
一方で各々がレッドブル、フェラーリ、マクラーレンとの間で長期契約を結んでいるマックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレール、ランド・ノリスは一連の動きを傍観することになる。