RBメキーズ「残り5周で順位を落としたのは悔しいが…」2点加算の角田裕毅の貢献を強調
Published:
RBフォーミュラ1のローラン・メキーズ代表は、「残り5周で順位を落としたのは悔しい」と認めつつも、コンストラクターズ選手権6位争いにおいて貴重な2ポイントを持ち帰った角田裕毅の貢献を強調した。
7番スタートの角田裕毅は、序盤にオスカー・ピアストリを抑え込み、最初のピットストップでピエール・ガスリーを逆転。完璧なスタートを決めたが、2回目のピットストップでピアストリにアンダーカットを許した。
終盤に向けては8番手を走行していたが、残り7周でニコ・ヒュルケンベルグに交わされ9番手に。それでもセルジオ・ペレスの猛追を抑え切って2ポイントを獲得したことで、RBはハースに4ポイント差の8位と、残り2戦での逆転に望みをつなげた。
角田裕毅の走りについてメキーズは、「予選では7番手という堅実な結果を持ち帰り、レースでは何度か素晴らしいオーバーテイクを決め、終始、ライバルたちと激しい戦いを繰り広げた」と評した。
また、「もちろん、残り5周で順位を落としたのは悔しい」としつつも、「全体として彼は良いレースペースを刻み、本当に貴重な2ポイントを持ち帰ってくれた」と労をねぎらった。
車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾトゥーは、「タイヤ戦略と適切な戦略実行」が、寒冷なコンディションと滑りやすい路面が特徴のラスベガスでの50周のレースの鍵になったとして、「我々はそれをやり遂げた」と語った。
「ユーキは堅実なレースを走り切り、コンストラクターズ選手権の戦いにおいて重要な意味を持つ2ポイントを持ち帰ってくれた」
「週末の始まりはクルマのバランスやタイヤのデグラデーションに苦戦したが、こうして改善できて満足だ」
「ピットストップも素晴らしかった。ユーキはピットレーンでガスリーをオーバーテイクした。これはメカニックやチームにとって素晴らしい成果だ」
2024年F1第22戦ラスベガスGPでは、ジョージ・ラッセルがルイス・ハミルトンを率いてメルセデスに1-2フィニッシュを献上した。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は5位でフィニッシュし、史上5人目となる4年連続のチャンピオンに輝いた。