リアム・ローソン「それとはほぼ正反対」プッシュさえできず16位と後退、角田裕毅と明暗分かれる
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2024年のF1第22戦ラスベガスGPを2ポジションダウンの入賞圏外16位で終えたリアム・ローソン(RBフォーミュラ1)は、クルマのパフォーマンスを絞り出そうと必死になることすらできなかったと振り返った。
ローソンはレース中盤に向けて13番手を走行し、チームメイトの9周後に2回目のピットストップを行った。2ストップ戦略への切り替えが遅れたことが、後退の主な要因だとローソンは考えている。
「きつかった。レースのスタートは特に難しかったと思う」とローソンは語った。
「最初のピットストップ・サイクルの後は、まずまずのポジションにいたけど、多分ちょっとスティントを引っ張り過ぎたのだと思う。その後結局、ピットインする羽目になった」
「だから、まあ…厳しかった。もちろん、あのスタートポジションじゃ、どうしようもないけどね」
ローソンが苦しんだ一方、チームメイトの角田裕毅は、レース序盤にコース上でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を退け、終始トップ10圏内を走行。9位フィニッシュで2ポイントを獲得した。
つまり、ベガスでのVCARB 01のポテンシャルはポイント獲得に値する水準にあったと言える。結果が伴わなかったのは、クルマからパフォーマンスを絞り出すことに苦労したということなのだろうか?
そう問われたローソンは「それとはほぼ正反対だよ。そもそも、クルマをちゃんとプッシュできないんだ。グリップが低すぎてね。タイヤが滑ってしまい、まるで氷の上を走り続けている感じだった」と説明した。
「だから、本当にトリッキーだった。でもまあ、今後に向けて見直すつもりだ」
ローソンが抱えた問題について、車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「マシンバランスとタイヤのグリップ」に関わるものだと説明した。
チーム代表を務めるローラン・メキーズによれば、チームは大凡の原因を把握しているものの「まだ完全には理解できていない」という。
2024年F1第22戦ラスベガスGPでは、ジョージ・ラッセルがルイス・ハミルトンを率いてメルセデスに1-2フィニッシュを献上した。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は5位でフィニッシュし、史上5人目となる4年連続のチャンピオンに輝いた。