レッドブルF1、ウィートリー離脱後の新体制を公表…ランビアーゼが昇進

3度目のF1ワールドチャンピオン獲得を経てピットレーンで写真を撮るレッドブルのマックス・フェルスタッペンとレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼ、2023年10月7日(土) F1カタールGPスプリント(ロサイル・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

スポーティング・ディレクター、ジョナサン・ウィートリーのアウディ移籍を受けレッドブルは、マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼのレース部門責任者への昇格を含む新たなチーム体制を発表した。

ウィートリーは2024年末までレッドブルに留まり、その後、ガーデニング休暇を経てザウバー/アウディに合流する予定だ。直接の後任は置かれず、複数名でその役割を分担する。

GPの愛称で知られるランビアーゼは、フェルスタッペンが2016年にチームに加入して以来、3度の世界チャンピオンのレースエンジニアを務めてきた。今後も同職を続けるが、並行して新しい役職を担う。

ランビアーゼはテクニカル・ディレクターを務めるピエール・ワシェの部下として、ヘリテージ部門、車体製造チームに対する全体的な責任を負うとともに、戦略グループや国際自動車連盟(FIA)とも連携を取る。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

バーレーン・インターナショナル・サーキットのパドックに立つジョナサン・ウィートリー(レッドブル・レーシング スポーティング・ディレクター)、2024年2月28日(水) F1バーレーンGP

上級戦略エンジニアを務めるスティーブ・ノウルズは、競技規則担当責任者としてのウィートリーの役割を引き継ぎ、上司となるランビアーゼに代わって国際自動車連盟(FIA)との連絡役を担う。

シニアエンジニアのリチャード・ウルバーソンはレースチーム運営部門の責任者に、ジェラード・オライリーは物流部門の責任者に、フィル・ターナーはチーフメカニックからレースチーム・ファクトリー・オペレーション・マネージャーにそれぞれ昇進する。

レッドブルは2025年シーズン前に新たな体制に移行する予定だ。

ディフェンディングWチャンピオンのレッドブルは7戦連続で勝利から遠ざかっており、先週末のアゼルバイジャンGPでは2年ぶりにコンストラクターズ選手権首位から転落した。

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