キミ・ライコネン、雨を懸念「タイヤが限られてるし…走れないかも」

メディア取材に対応するスクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネン、F1日本GP 2018年10月4日copyright Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネンが、2018年FIA F1世界選手権第17戦日本GPに先立って抱負を語った。ライコネンは昨年のレースで、予選6番手からスタートし5位フィニッシュという結果に終わっている。

今週末の鈴鹿サーキットは台風25号の影響でウェットコンディションが予想されている。レインタイヤの配分数はインターミディエイトが4セット、ウェットが3セットと限られているため、仮にフリー走行で雨が降った場合、チームは予選と決勝を見据えてタイヤを温存するため、走行を控える可能性がある。

雨を懸念「タイヤが限られてるし…走れないかも」

キミ・ライコネン

今週末は天気が大きなカギを握る事になりそうだね。フリー走行でちゃんと走れると良いんだけど。どの位走れるかは天気次第って感じだろうね。ドライとウェットが混在するようなコンディションだと、数分後に天気がどうなるかを100%確実に知る術はないから、全てのプラクティスでベストを引き出せるようにしなきゃならない。

雨が降ると厄介だろうね。もし酷いようなら走れないし、雨用タイヤの数が限られてるから、予選とレースを考えてタイヤをキープしなきゃならないし。ウェットでの僕らは最強とは言えないけど、ここ最近はかなり良くなってきてる。

この前のレースではかなりの速さがあったけど、求めているほどじゃなかった。鈴鹿では望んでいるスピードが得られると良いんだけど。簡単な話じゃないのは分かってるけど、どうなるか様子を見てみよう。予選と決勝の両方で真っ向勝負出来るようにベストを尽くすよ。


今年のF1日本グランプリは鈴鹿サーキットでの30回目の節目の大会。1周5,807mのコースは世界屈指のドライバーズサーキットとして知られている。昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝。2位にレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、3位にダニエル・リカルドという結果だった。

フロントローからの逆転を狙ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、スパークプラグの破損によって無念のリタイヤ。ハミルトンとのポイント差は59に拡大し、逆転チャンピオンの可能性をほぼゼロとする事となった。

F1日本GPは、日本時間2018年10月5日(金)10時からのフリー走行1で幕を開ける。

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