ダニエル・リカルド「腹が立ったわけじゃないけど…競争心がね」0.055秒差で角田裕毅に蹴落とされQ2敗退

ピットウォールでレースエンジニアのピエール・ハムリンと話すRBのダニエル・リカルド、2024年4月6日(土) F1日本GP予選(鈴鹿サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)はF1第4戦日本GPで今季ベストとなる予選11番手を記録したが、全面的に満足しているわけではなく、心の中で悔しさを感じている事を認めた。

リカルドはQ2のチェッカーフラッグが振られた時点で10番手につけていたが、チームメイトの角田裕毅に0.055秒差で蹴落とされ、11番手でQ2敗退を喫した。

初日FP1は岩佐歩夢にシートを譲り、FP2は雨の影響で殆ど走れず、リカルドが予選に向けて真っ当に準備できたのは24周を走ったFP3のみだった。

クルマを降りたリカルドは「複雑な気持ちだ。スコアボードを除けば良いセッションだったからね」と振り返った。

「昨日はドライで走行できなかったし、今朝はスピンも含めて数周しか走れなかったから、予選では素早くコンマ数秒を見つけていかなきゃならなかった」

「かなり満足はしているんだけどね。でも、、Q3には届かなかった!」

「少し落ち着くまでに10~15分は掛かった。腹が立ったわけじゃないけど、僕の中の競争心がね。ほんの僅かの差でノックアウトされた時に10番手にいたわけで…チームの皆に元気を与えられれば良かったんだけど。でもまあ皆かなり満足してるみたいだった」

「昨日の事があって今日、強い走りを見せる事ができたわけだから、受け入れないとね」

「もちろん、今年のシーズンはシッカリとした滑り出しになっているから、今日の事を勝利とは言わないし、そこまで言うつもりもないけど、ポジティブな面もあるわけで、それに目をやらないとね」

RB勢は53周で争われる鈴鹿でのレースを10番グリッドと11番グリッドからスタートする。

リカルドは「レースペースは悪くないし、クリーンな側のグリッドに着くから、早い段階でのトップ10入りを目指すつもりだ」と語った。


2024年F1日本GP予選ではマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。2番手にセルジオ・ペレスが続いた事で、レッドブル・レーシングがフロントロウを独占する結果となった。

決勝レースは日本時間4月7日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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