メルセデスでのF1現役続行「僕らの後ろだから、あまり魅力を感じない」とアロンソ一蹴、一方で今のアストンも…

鈴鹿サーキットのピットレーンを歩くフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、2024年4月7日F1日本GPCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

2024年末限りでアストンマーチンとの現行契約が満了を迎えるフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)は、パフォーマンスという点でメルセデスでのF1現役続行という選択肢に魅力を感じていない。

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を抑えて6位入賞を果たした第4戦日本GPについて42歳のスペイン人ドライバーは「僕にとって最高のレース、あるいは最高の週末の一つだったと思う。本当に力強く堅実で、殆ど完璧だった」と評した。

メルセデス勢はジョージ・ラッセルが7位、ルイス・ハミルトンが9位に留まった。

コンストラクターズ選手権ではメルセデスが1点差でアストンを退け4位につけているが、アロンソが開幕4戦全てで入賞を果たして計24ポイントを稼いでいる一方、ランス・ストロールは9点に留まっており、クルマの競争力という点でAMR24はW15を上回っているとも言える。

Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

スタート直後のターン1の様子、2024年4月7日に鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP決勝レースにて

引退か、現役続行か。シーズン後半まで自身の去就を決めるつもりはないとしているアロンソは、鈴鹿でのレースを経てトト・ウォルフに電話を掛けるか?と問われると「とても良い質問だね!」と笑い、「でもメルセデスは僕らの後ろにいるから、あまり魅力的じゃないな」と続けた。

メルセデスに惹かれないからといって今のアストンがアロンソにとって魅力的かというと話は別だ。

鈴鹿でのレースを経て自身の将来に関する決断が容易になったか?と問われたアロンソは「すごく楽しかったし、レースを続けられていて最高だ」としつつも、「トップから44秒遅れだから魅力は感じないし、どうなるだろうね」と付け加えた。

「プラクティスからレースに至るまで、今週末はこの1年でのベスト、あるいはキャリアのトップ5に入るかもしれない。でも明日になればみんな、今週末の僕らがどうであったなんて忘れてしまうだろう」

「クルマとの一体感を感じた。予選5番手という結果は完全に場違いなリザルトだったと思うし、6位というのも出来すぎだと思う」

「僕らはレッドブルやフェラーリより確実に遅い。現時点での彼らは別のリーグにいる。マクラーレンとメルセデスも僕らより速い」

「メルセデスは今回、リスタートでハードスタートを履いた。あれは大胆なストラテジーだった。そのおかげで僕らはポジションを活かす事ができた」

「オスカー(ピアストリ)には僕を攻めるだけのトップスピードがなかったかもしれない。でも、6位という結果は全く持って非現実的だったと思う。だから満足だよ」

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