日本GP 最後尾スタートのアロンソ「予選ではファンとホンダのサポーターのために全開で走ったけど、決勝は…」

鈴鹿で再開した佐藤琢磨とフェルナンド・アロンソcopyright HONDA

F1日本GP予選に向けて、マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソのパワーユニット一式を交換する決断を下した。内燃機関=ICEにハイドロ系の問題が生じたためだ。メカニックたちは、深夜の作業禁止命令を破らざるを得ず、夜通しでエンジン交換に従事した。

アロンソは35グリッド降格ペナルティーが科せられる事になり、決勝での最後尾スタートを余儀なくされた。そのため、アロンソにとっては予選を走る必要すらない状況にあった。

だが、アロンソは「ファンとホンダのサポーターのためにいつも通り全開プッシュしたんだ。良い仕事ができたんじゃないかな」とコメント、苦戦が予想された鈴鹿で予選ファイナルに進出し、10番手を獲得した。

「仮にエンジン交換がなくペナルティーを受けなかったとしても、入賞してポイントを得るのは難しい」と語るアロンソ、マクラーレン・ホンダの鈴鹿ラストレースは、困難を極めそうだ。

F1日本GP公式予選を終えて

フェルナンド・アロンソ予選: 10位, FP3: 8位

昨夜エンジンを交換したから、予選前の段階でレースを最後尾からスタートすることは分かってたんだ。だから僕にとっては予選結果はあまり重要じゃなかったんだよ。だからと言って、手を抜いたりはしなかったよ。いつもの様に全力でプッシュしたし。鈴鹿には僕らのファンも多いし、ホンダのサポーターも多いからね。良い仕事ができたんじゃないかと思う。

でも、後方からのスタートで得られるアドバンテージは何もないから、レースは難しいものになるだろうね。でもトップ10に近づくために、できる限り全力で走るつもりだよ。

エンジン交換がなかったとしても、ポイント獲得を目標にするのは難しい位だよ。鈴鹿には高速コーナーがたくさんあるし、そういった所では前を走るマシンについていくのは簡単じゃないからね。ポイントを得るためには、前の連中に何かアクシデントがないと…。


予選を終えたアロンソは、鈴鹿サーキットのGPスクエアに登場、乱入したインディ500のチームメイト佐藤琢磨と再会した。

困難なレースは避けられないものの、ホンダF1の長谷川祐介は「セットアップは上手くいっている」と語り、最後のホームレースでのポイント獲得の望みを捨てていない

2017年第16戦F1日本GP決勝レースは10月8日(日)14時から、1周5.807kmの鈴鹿サーキットを53周することで争う。

F1日本GP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了