17番手フェルナンド・アロンソ「来季のマシン開発のために勝負を妥協しなきゃならず悔しい」
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F1第17戦日本GP初日プラクティスを17番手で終えたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、予選と決勝に向けての貴重な準備の場であるプラクティスの一つを来シーズンのマシン開発の作業に割いていた事を明かし「悔しい」と語った。
フリー走行で予選と決勝に向けての作業が出来ないという事は、万全の準備を整えて勝負に挑めない事を意味する。仮に来シーズンもマクラーレンで走るのであれば少し話も違うのだろうが、アロンソにとっては今年の日本グランプリがF1マシンで走る最後の鈴鹿となる。
来季のマシン開発のために妥協しなきゃならならず悔しい
フェルナンド・アロンソFP1: 18位, FP2: 17位
鈴鹿に来るといつも素晴らしい気分になれる。現代のF1マシンで走る鈴鹿は本当にアメージングなんだ。
今日は実り多い一日だったよ。今日は来年のプロジェクトのための準備を目的とした作業に集中して取り組み、来季のマシン開発に役立つデータをたくさん集めることを目指してたんだ。
ハンガリーGP以降は基本的に、金曜のセッションの一つは来シーズン用に使ってるんだ。今日も来季のマシンをちゃんと機能させるためのテストをしてたから、今回の日本GPでパフォーマンスを最大化するために裂ける時間が減ってしまい、その点については若干悔しい。でもチームとしては良いデータを集めることができたし、明日どうなってるか様子を見よう。
明日は天気が大きなカギを握る事になるだろうね。もし雨が降ってくれたら僕らを後押ししてくれるかもしれないけど、逆にドライになってしまうと苦しいだろうね。
初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMG勢。ルイス・ハミルトンがファステスト、バルテリ・ボッタスが2番手を連取し2回のセッションで共に1-2を果たした。スクーデリア・フェラーリとのギャップは著しく大きく、跳馬には既に赤信号が灯っている。
F1日本グランプリ3回目のフリー走行は、10月6日(土)12時から1時間に渡って、公式予選は同15時から鈴鹿サーキットで開催される。台風25号の影響が懸念されているが、土曜午後の鈴鹿の降水確率は40%台に低下しており、場合によっては全車フルパフォーマンスを発揮してのグリッド争いが見られるかもしれない。