ウィリアムズF1、イギリスGT4史上初の女性王者 ジェイミー・チャドウィックを開発ドライバーとして起用
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ウィリアムズ・レーシングは5月20日、英国パース出身の女性レーシングドライバー、ジェイミー・チャドウィック(Jamie Chadwick)を、育成ドライバーとして起用し、開発ドライバーとしての役割を与えると発表した。
この日21歳の誕生日を迎えたはジェイミー・チャドウィックは、2015年にイギリスGT4選手権、2019年にはMRFチャレンジチャンピオンシップで女性として史上初のチャンピオンを獲得。今季は新設のWシリーズに参戦し、開幕戦で優勝。同シリーズ初のウィナーに輝いた。
この契約によってチャドウィックは、開発ドライバーとして本拠地グローブでシミュレータープログラムをこなす傍ら、F1第10戦イギリスGPを含めた3つの欧州戦に帯同し、チームのマーケティング活動をサポートする。また、ニコラス・ラティフィと並び、チームのリザーブドライバーを兼任する。
ウィリアムズは若手ドライバーの育成で定評があり、これまでにジェンソン・バトンやニコ・ロズベルグ、デビッド・クルサード、ニコ・ヒュルケンベルグ、そしてバルテリ・ボッタスと言ったトップドライバーを輩出。F1デビューを支えてきた。
チャドウィック起用の理由についてクレア・ウィリアムズ副代表は「モータースポーツで女性が活躍する事は非常に重要」だとしたうえで、チャドウィックは「素晴らしい才能を持ったドライバー」だと称賛。今後の活躍に期待感を示した。