メルセデス、対フェラーリに闘志「プレッシャーをかけ戦略で交わす」
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メルセデスAMGは9月7日のF1イタリアGP公式予選で、ルイス・ハミルトンが1000分の39秒という僅差で惜しくもポールを逃し2番手。バルテリ・ボッタスもまた、同1000分の47秒差での3番手につけた。
チーフレースエンジニアを務めるアンドリュー・ショブリンは「プレッシャーによって戦略面でのチャンスが広がる。明日はフェラーリを困らせてやるつもりだ」と語り、積極的に逆転優勝を狙っていく考えを示した。
メルセデス:F1イタリアGP予選
ルイス・ハミルトン予選: 2位, FP3: 6位
最終的に今日はポールが獲れなかったけど、週末を通してずっとフェラーリが優勢だったし、今日はシャルル(ルクレール)が良い仕事をした。キミ(ライコネン)が僕の目の前でスピンしたのはツイてなかった。おかげで減速しなきゃならなかったからね。
Q3の最後は盛り上がりにかける内容だった。本来なら週末の中で最もエキサイティングな瞬間なのに、誰もファイナルラップを走れなかったんだから。残念だよ。まだタイムを縮められたし、全力でやり合った結果、誰が一番速いのかを見られなかったんだからね。
とは言え、フロントローを獲得してフェラーリを分断できたのは素晴らしい成果さ。チームとフェラーリを捉えられるチャンスはある。
バルデリ・ボッタス予選: 3位, FP3: 3位
今日は本当にツイてなかった。キミ(ライコネン)が飛び出してイエローが出たためにアクセルを緩めなきゃならなかった。それでもシャルル(ルクレール)とルイスにかなり近づけていたんだから、僕にとってもっと良い一日になり得たはずだ。
最後のアタックは誰にとっても混沌としていたね。Q3の最後で時間切れになってしまった。残念ながら僕はトラフィックにハマってしまい、2回目のアタックを始めることができなかった。誰だってちゃんとタイムを計測したかったはずだし、見ている人だってそれを望んでいたはずだ。これを教訓として活かせると良いね。
全般的にペースは良く、フロントロウのすぐ背後につけたし、自分のパフォーマンスには満足してる。重要なのは明日の決勝レースだ。モンツァでのトップ3スタートは常に大きなチャンスだし、僕らのレースペースは良さそうだから、明日はフェラーリの2台と戦える事を祈ってる。
ポールポジションはシャルル・ルクレール。フェラーリのお膝元で通算4度目のポールを獲得した。2番手はメルセデスのルイス・ハミルトン。3番手にはバルテリ・ボッタスが続いた。
2019年F1第14戦イタリアグランプリ決勝レースは、日本時間9月8日(日)22時10分から行われ、1周5793mのモンツァ・サーキットを53周する事で勝敗を決する。