ピエール・ガスリー、”本当にガッカリ”なDNFで最後尾スタート…だが入賞諦めず
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2021 F1第14戦イタリアGPスプリント予選に挑んだアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、1周目にクラッシュを喫してリタイヤに終わり、日曜のレースを最後尾からスタートする事となった。
昨年のモンツァウィナーはスタート直後に2台を抜き去り5番手に浮上するも、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)との接触を避けるべくバックオフしたダニエル・リカルド(マクラーレン)の左リアホイールとターン1で接触した。
この影響でフロントウイングが脱落してターン3でコントロールを失い、グラベルを乗り越え車体左側からバリアに激突。セーフティーカーが導入された。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンはこの日のスプリント予選を「運がなかった」と評した。チームメイトの角田裕毅も1周目に不運な接触でフロントウイングを壊し、不要なピットストップを強いられ最後尾に転落した。
決勝レースについてエギントンは「2台を前進させるための戦略的オプションを検討する必要がある。チャンスが訪れた時にそれを活かせる最善の場所でレースをする事が重要だ」と語った。
入賞諦めず「追い抜き可能な場所を分析する」
ピエール・ガスリースプリント予選: リタイヤ, FP2: 9位
本当にガッカリだよ。良い1日にはならなかった。ミディアムタイヤでのスタートはかなり上手くいって、ランド(ノリス)を料理した後にルイス(ハミルトン)を交わす事ができた。
でもターン1でダニエルの動きに不意を突かれてしまい、リアに少し接触した事でフロントウイングにダメージを負ってしまった。
最初はどの程度パフォーマンスが悪化したのか分からなかったんだけど、ターン3でクルマの下に落ちてしまい、曲がり切れずにそのままウオールに突っ込んでしまった。
明日の目標はもちろん、何とか頑張ってポイントを獲ることだ。今晩はリプレイ映像を見て、オーバーテイクできる場所について分析するつもりだ。今日はみんな、ポジションを上げる事に苦労していたみたいだからね。
レースでは何が起きるか分からないし、カムバックできるように明日はベストを尽くすよ。
スプリント予選ではバルテリ・ボッタス(メルセデス)が優勝を飾ったが、グリッド降格ペナルティを受けるためマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が繰り上がりのポールポジションを獲得。2番グリッドにはダニエル・リカルド(マクラーレン)が、3番グリッドにはランド・ノリス(マクラーレン)が並ぶ。
2021 FIA-F1世界選手権 第14戦イタリアGP決勝レースは9月12日(日)日本時間22時にモンツァ・サーキットでグリーンフラッグを迎える。