動画:F1イタリアGP《初日》ハイライト / ライコネンから始まるスピンの嵐
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フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、9月6日金曜に行われた第14戦イタリアGP初日2回のセッションの模様を収めたハイライト動画を公開した。この日のモンツァは雨時々くもり。多くのマシンが足元をすくわれた。
FP1
ウェットでスタートした1回目のフリー走行。まずはアルファロメオのキミ・ライコネンが、最終パラボリカでスピン。グラベルを乗り越えてタイヤウォールに激突した。続いて、マクラーレンのカルロス・サインツが360度スピン。こちらは接触を免れ、その後方にいたニコ・ヒュルケンベルグは減速。サインツとのクラッシュを避けた。
同じようにリアを滑らせたレーシングポイントのセルジオ・ペレスは壁にクラッシュ。後部を派手に壊してしまった。結果、セッションは計3度の赤旗中断に見舞われる事となった。
ターン1でもスピンが多発。バルテリ・ボッタス、ピエール・ガスリー、アントニオ・ジョビナッツィがコントロールを失い、セバスチャン・ベッテル、ランド・ノリス、ランス・ストロールが曲がりきれずにコーナーをショートカットした。
FP2
時折雨が振りながらも、ようやくドライコンディションとなった2回目のプラクティス。燃料を積んだ状態でのロングラン中のマシンが、ターン1のブレーキングポイントを見誤り、ショートカットする場面が多く見られた。ボッタス、シャルル・ルクレール、アレックス・アルボンが挙動を乱し、縁石に乗り上げた。
地元の英雄にして自身のヒーローであるバレンティーノ・ロッシへのトリビュート版ヘルメットを用意したランド・ノリスであったが、オイルリークに見舞われ無念。セッションの大半を失った。
メルセデス勢は予選を見据えて、チームメイト同士でスリップストリームを分け与える練習を開始。ボッタスのトウを得たルイス・ハミルトンは、最速を刻んだルクレールに迫る2番手タイムをマークした。