18番手アロンソ、MCL33のパフォーマンス不足を痛感「土曜以降の苦戦も確実」

マクラーレンMCL33のコックピットに座るフェルナンド・アロンソ、2018年F1イタリアGPcopyright Mclaren

F1第14戦イタリアGP初日プラクティスを下から2番目の18番手終えたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、2回のセッションを振り返り「土曜以降も苦戦が続くことは確実だと確信した」と述べ、MCL33のパフォーマンス不足を嘆いた。

空気抵抗が大きいマクラーレンのマシンがモンツァで必要とされるトップスピードの伸びを阻害するであろう事は誰の目にも明らか。チームは厳しい週末を覚悟してモンツァに入った。スポーティングディレクターを務めるジル・ド・フェランは初日のリザルトについて「マシンの弱点が露呈するだろうとの我々の予想が的中してしまった」と述べ、肩を落とした。

前戦ベルギーGPの大クラッシュによってマシンが大破した結果、アロンソはモンツァで性能の劣る旧式シャシーの使用を強いられた。体調はまだ万全とは言えず、激しいGフォースが押し寄せるコーナーを走行する際に体に痛みを感じるという。

土曜以降の苦戦も確実

フェルナンド・アロンソFP1: 14位, FP2: 18位

今日は少しおかしな感じの1日だった。最初のセッションでは雨が降り、2回目のセッションではマーカス(エリクソン)がクラッシュするアクシデントがあった。彼が無事だった事を神様に感謝しなきゃね。

あのアクシデントの影響で、全員が少しばかり走行時間を失う事になった。何本かのロングランを含めて予め予定していたプログラムが消化できなかったから、明日その分を取り戻してデータを集めるつもりだ。

多かれ少なかれ僕らマクラーレンがパフォーマンス面で厳しい週末を過ごすであろう事が確実になったと思う。明日はもう少し良い仕事ができるよう頑張るよ。

この前のベルギーの事故の影響で、いくつかのコーナーを通過する際に手や背中に痛みを感じる事があったから、マシンを降りた後は体に負荷をかけないようにしてるんだ。あと1週間もすれば完璧に治ってると思うけどね。

大事な事を言い忘れてたけど、長年に渡って安全性の改善に取り組み素晴らしい仕事をしてくれたFIAを称賛したい。


初日をトップで締め括ったのは地元スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手にキミ・ライコネンが続き跳ね馬が1-2体制で初日を締め括った。3番手にはベッテルから0.287秒遅れでメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが続いた。

F1イタリアグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月1日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。

F1イタリアGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了