インディカー第2戦予選:ハータが5度目のPP…佐藤琢磨は厳しい結果に「タフなレース」を覚悟
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アレックス・パロウが初優勝を飾った開幕バーバーから1週間。2021年NTTインディカー・シリーズ第2戦ファイアストンGP予選が4月24日(土)に行われ、コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポーツ)がキャリア通算5度目のポールポジションを獲得した。
舞台となるのはフロリダ州セント・ピーターズバーグのダウンタウンにあるアルバート・ウィット空港の滑走路を含む1.8マイル、14ターンの仮設ストリート・サーキットだ。18回目のシリーズ開催を迎える。
ハータと共にフロントロウ2番グリッドに並ぶのはジャック・ハーベイ(メイヤーシャンク)。昨年のウィナーであり、先週の開幕戦で1周目にクラッシュを喫したジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が3番手という結果となった。
2014年のポールシッターである佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はQ1敗退を喫して15番手と厳しい結果に終わった。
「次のセグメントまで後コンマ2秒が必要で、少しフラストレーションの溜まる予選でした」と佐藤琢磨。
「あらゆる事を試してみましたが、少しスピードが足りませんでした。明日の午前中にウォームアップがありますので、もう少し改善できればと思っています。厳しい予選でした」
決勝については「タフなレースになるのではと思っています」とコメント。戦略を駆使してポジションアップを狙う。
セント・ピーターズバーグでの初優勝を狙うシリーズ通算50勝のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は第2ラウンドで敗退し8番手。これまでにセント・ピーターズバーグで圧倒的な速さを発揮してきたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)はスピンを喫してQ1突破ならず20番手に留まった。
チーム・ペンスキーは過去14回大会の中で10回のポールポジションを獲得しているが、その内の9回はパワーだ。パワーは近代インディカー史における最速予選ランナーであり、通算62回のポールポジションは伝説的英雄マリオ・アンドレッティが記録した史上最多67回に後5回と迫っているものの、今回は奮わなかった。
ファイアストンGPのレース周回数は100周(181マイル)で、プッシュ・トゥ・パスは各ドライバー計150秒、1回につき最大15秒の使用が許可される。ただしスタート及びリスタート時に使用する事はできない。
全車が第4世代シャシー、ダラーラIR12を使用し、シボレーまたはホンダエンジンを搭載してファイアストンタイヤを履く。ファイアストンは各車にプライマリー6セット、オルタネート4セット、ルーキー用にプラクティス1セットを供給する。
レースは日本時間25日(日)25時より開始される。日本ではGAORA SPORTSが生中継する。視聴には「スカパー!」の他、光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。更に今季からはHulu ライブTVでもストリーミング配信される。
2021年:ファイアストンGP 予選結果
Pos. | Driver | Time / Gap | Session |
---|---|---|---|
1 | コルトン・ハータ Andretti |
01:00.3210 + 0.0000 |
Fast Six |
2 | ジャック・ハーベイ Meyer Shank |
01:00.5709 + 0.2499 |
Fast Six |
3 | ジョセフ・ニューガーデン Team Penske |
01:00.6078 + 0.2868 |
Fast Six |
4 | シモン・パジェノー Team Penske |
01:00.6353 + 0.3143 |
Fast Six |
5 | セバスチャン・ブルデー A.J. Foyt |
01:01.0017 + 0.6807 |
Fast Six |
6 | パトリシオ・オワード McLaren SP |
01:01.0799 + 0.7589 |
Fast Six |
7 | リーナス・ヴィーケイ Ed Carpenter |
01:00.4858 + 0.1648 |
Round 2 |
8 | スコット・ディクソン Chip Ganassi |
01:00.4997 + 0.1787 |
Round 2 |
9 | グレアム・レイホール RLL Racing |
01:00.5678 + 0.2468 |
Round 2 |
10 | アレックス・パロウ Chip Ganassi |
01:00.6220 + 0.3010 |
Round 2 |
11 | アレキサンダー・ロッシ Andretti |
01:00.6476 + 0.3266 |
Round 2 |
12 | ジェームズ・ヒンチクリフ Andretti |
01:00.8671 + 0.5461 |
Round 2 |
13 | ライアン・ハンター=レイ Andretti |
01:00.8524 + 0.5314 |
Round 1-1 |
14 | スコット・マクラフラン Team Penske |
01:00.7044 + 0.3834 |
Round 1-2 |
15 | 佐藤琢磨 RLL Racing |
01:00.9167 + 0.5957 |
Round 1-1 |
16 | マーカス・エリクソン Chip Ganassi |
01:00.7058 + 0.3848 |
Round 1-2 |
17 | フェリックス・ローゼンクビスト McLaren SP |
01:00.9569 + 0.6359 |
Round 1-1 |
18 | ロマン・グロージャン Dale Coyne |
01:00.8127 + 0.4917 |
Round 1-2 |
19 | コナー・デイリー Ed Carpenter |
01:01.4220 + 1.1010 |
Round 1-1 |
20 | ウィル・パワー Team Penske |
01:01.1140 + 0.7930 |
Round 1-2 |
21 | エド・ジョーンズ Dale Coyne |
01:01.4453 + 1.1243 |
Round 1-1 |
22 | マックス・チルトン Carlin |
01:01.5065 + 1.1855 |
Round 1-2 |
23 | ジミー・ジョンソン Chip Ganassi |
01:01.8364 + 1.5154 |
Round 1-1 |
24 | ダルトン・ケレット A.J. Foyt |
01:02.3396 + 2.0186 |
Round 1-2 |