インディカー、シェルと提携…2023年より100%持続可能な燃料を導入
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インディカー・シリーズは5月27日(金)、シェルとの間で公式燃料・オイル・潤滑油サプライヤー契約を締結したと発表した。二酸化炭素排出量の削減及び、持続可能なシリーズを目指して、2023年より100%持続可能な燃料が導入される。
インディカーでは2019年より85%のエタノールに15%のハイオクを混合したE85燃料が使われてきたが、今後はシェルがインディカー用に開発した新しいレース用燃料が使われる。
これはサトウキビの廃棄物から作られる第二世代エタノールと他のバイオ燃料を混合したもので、化石由来のガソリン燃料と比較して、温室効果ガスの排出量を60%削減する事が可能とされる。
新燃料に使用される第2世代エタノールは、ブラジル・サンパウロ州に本社を置く世界最大級のバイオエタノール・メーカー、コザンとシェルが2011年に設立した合弁会社、ライゼン社から供給される。
ライゼンは2022年よりF1世界選手権に参戦するスクーデリア・フェラーリに第2世代バイオ燃料を独占供給している事でも知られる。