2019年 インディカー開催カレンダーと参戦チーム及びドライバー

アンドレッティ・オートスポーツのライアン・ハンター=レイ、2019年開幕セント・ピーターズバーグにてcopyright Honda

24回目のシーズンを迎える2019年のインディカー・シリーズ(IndyCar Series)は、NTTをタイトルスポンサーに迎えて、昨シーズン同様に全17戦で争われる。米国オープン・ホイールの公式チャンピオンシップとしては98シーズン目。タイヤはファイアストンが供給する。

開催日程カレンダー

フェニックスとソノマの名前が消え、サーキット・オブ・ジ・アメリカ(COTA)とラグナセカ・レースウェイが新たに追加。オーバルコースが5つ、市街地コースが5つ、常設ロードコースが7つで構成される。F1アメリカGPの舞台であるCOTAでのレースは、シーズン第2戦として3月24日に開催される。

2019年のNTTインディカーシリーズの公式ドライブは、フェニックス・レースウェイでの2日間のオープンテストから始まり、3月10日の恒例セント・ピーターズバーグで開幕。最終第17戦は、MotoGPでもお馴染みの1周3.602kmの低速コース「ラグナセカ・レースウェイ」にて9月22日に行われる。

世界三大レースの一つである第103回インディアナポリス500は、5月26日(日)に決勝が行われる。佐藤琢磨に代わり昨年の大会で勝利を手にしたウィル・パワーがディフェンディング・チャンピオンとして2連覇を目指す一方、昨季限りでF1を退いたフェルナンド・アロンソが、トリプルクラウンの偉業達成に野心を燃やす。

ラウンド 決勝日時 サーキット 種別
開幕 セント・ピーターズバーグ 市街地
2 COTA ロード
3 バーバー・モータースポーツ・パーク ロード
4 ロングビーチ 市街地
5 インディアナポリス ロード
6 インディ500 オーバル
7 デトロイト1 市街地
8 デトロイト2 市街地
9 テキサス・モータースピードウェイ オーバル
10 ロード・アメリカ ロード
11 トロント オーバル
12 アイオワ・スピードウェイ 市街地
13 ミド・オハイオ ロード
14 ポコノ・レースウェイ オーバル
15 ゲートウェイ・モータースポーツパーク オーバル
16 ポートランド・レースウェイ ロード
最終 ラグナセカ・レースウェイ ロード

参戦チームとドライバー

フル参戦するのは全10チーム。第101回インディ500ウィナーの佐藤琢磨は、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング移籍2年目を迎え、チームメイトのグラハム・レイホールとしのぎを削りながら、初のシリーズチャンピオン獲得を目指す。

強豪アンドレッティ・オートスポーツとチーム・ペンスキー、A.J.フォイト・エンタープライズ勢はラインナップを維持。王者スコット・ディクソン擁するチップ・ガナッシ・レーシングは、フェリックス・ローゼンクビストを新たに起用。昨年同様に2台体制でシーズンに挑む。

フル参戦のルーキーはローゼンクビストを含めて全4名。昨年までザウバーでF1を戦っていたマーカス・エリクソンが、クラッシュによって長期戦線離脱を余儀なくされているロバート・ウィッケンズの事実上の後任としてシュミット・ピーターソンに加入。デイル・コインは、ハースF1の開発ドライバーを務めるサンティノ・フェルッチを、ハーディング・スタインブレナー・レーシングはオープンテストで最速を刻んだコルトン・ハータを起用する。

インディ500のスポット参戦組は全12名。フェルナンド・アロンソはマクラーレンから、コナー・デイリーはアンドレッティ、チャーリー・キンボールとパトリシオ・オワードはカーリン、昨年予選落ちのピッパ・マンはクラウソン・マーシャル・レーシングからの参戦が予定されている。

更に、ジェームス・デイビソンはデイル・コインから、セージ・カラムはドレイヤー・レインボールド、エド・カーペンターとエド・ジョーンズはエド・カーペンター・レーシング、ジャック・ハーベイはメイヤー・シャンク、ジョーダン・キングはRLL Racing、そしてエリオ・カストロネベスはペンスキーからそれぞれスポット参戦する。

全戦フル参戦するドライバーは以下の通り。

チーム エンジン ドライバー
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング ホンダ 佐藤琢磨
グラハム・レイホール
アンドレッティ・オートスポーツ ホンダ マルコ・アンドレッティ
ライアン・ハンターレイ
アレキサンダー・ロッシ
ザック・ビーチ
チーム・ペンスキー シボレー ジョセフ・ニューガーデン
ウィル・パワー
シモン・パジェノー
チップ・ガナッシ・レーシング ホンダ スコット・ディクソン
フェリックス・ローゼンクビスト
デイル・コイン・レーシング ホンダ セバスチャン・ブルデー
サンティノ・フェルッチ
エド・カーペンター・レーシング シボレー スペンサー・ピゴッド
ハーディング・スタインブレナー・レーシング シボレー コルトン・ハータ
シュミット・ピーターソン・モータースポーツ ホンダ ジェームズ・ヒンチクリフ
マーカス・エリクソン
A.J.フォイト・エンタープライズ シボレー トニー・カナーン
マティウス・レイスト
カーリン シボレー マックス・チルトン

レギュレーションに大きな変更はなく、ホンダとシボレーの2社がエンジンサプライヤーを務める。

テレビ放送

2019年のインディカー・シリーズは、例年通りCS放送のGAORA SPORTSで生放送される。視聴にはスカパーやひかりTVとの契約が必要となる。

スカパー!WEBサイト

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