楽観視するマクラーレン「タイヤテストでの勢いを維持し好成績を目指す」F1ハンガリーGP 2017《preview》

エリック・ブーリエ

マクラーレンのエリック・ブーリエは、ピレリのタイヤテストでの成功の勢いを今週末のハンガリーGPに繋げたいと意気込む。

マクラーレン・ホンダは今月19日と20日に行われたフランスのマニクール・サーキットでの18年型ピレリタイヤのテストを担当、ストフェル・バンドーンが2日間で252周を走り込んだ。新しいアップデートパーツのテストなどは許可されていないが、シーズン前半の走行距離不足が響く同チームにとっては大きな収穫を得る機会となった。

エンジンパワーのハンデが縮まるハンガロリンクでのレースを優先するため、マクラーレン・ホンダは前戦イギリスGPでフェルナンド・アロンソのエンジンを交換、前もってグリッド降格ペナルティーを消化している。15年のチーム発足以来、好成績を残し続けているハンガリーGPに向けて、ブーリエが抱負を語った。

マクラーレン:F1ハンガリーGPに向けて

エリック・ブーリエレーシングディレクター

我々は夏休み前の最後のレースのためにハンガリーに向かいます。困難な課題に直面してきましたが、冬からひたすら仕事に取り組んでくれたマクラーレン・ホンダの全ての仲間たちに感謝し敬意を表したいと思います。家族と共に過ごすに相応しい休みが間もなくやってきますが、その前にブタペストで前向きな結果を得るためにレースウィークに集中したいと思います。

パワーハングリーなシルバーストンでの我々のペースは、当初予想していたよりも僅かに良いものでした。ハンガリーは全く異なるタイプのサーキットであり、理論的に言えば我々に楽観材料をもたらしてくれます。直近のライバル達とは良いバトルが出来ることでしょう。

ホンダとともに我々は信頼性向上のために懸命に作業を続けています。このコースではより良い結果を得られる可能性があったので、グリッド降格ペナルティーを回避するための決断を下しました。タイヤテストでの成功の勢いをそのままブタペストに持ち込み力強い結果を残したいと考えていますし、その後に控えるインシーズンテストでは、シーズン後半での更なる開発の礎となるよう有益なマイレージを稼ぎたいと思っています。


マクラーレンにパワーユニットを供給しているホンダの長谷川祐介は「良い結果が得られることは分かっている」と語り、ブーリエ同様にハンガロリンクでのレースに自信をみせている。

2017年第11戦F1ハンガリーGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ハンガリーGP特設ページを参照されたい。ハンガリーGPは日本時間7月28日(金)17:00から始まるフリー走行で幕を開ける。

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