ブレンドン・ハートレー、2019/20年シーズンのフォーミュラE選手権に参戦
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昨年までトロロッソ・ホンダのF1ドライバーとして活躍したブレンドン・ハートレーが、2019/20年シーズンのFIA フォーミュラE選手権に参戦する事が決定した。
米国屈指の強豪であるチーム・ペンスキーが運営するドラゴンレーシングは8日、シーズン6のレギュラードライバーとしてハートレーを起用することを発表した。ハートレーは今年、スクーデリア・フェラーリのシミュレータードライバーを務める傍ら、9月1日にシルバーストンで開幕するWEC世界選手権にトヨタから参戦する事が確定している。
ハートレーはF1時代を含め、長年に渡ってポルシェのワークスドライバーを務めており、シーズン6でワークス参戦を果たすポルシェの候補に名が上がっていたものの、ポルシェは最終的にアンドレ・ロッテラーとニール・ジャニを起用した。
「フォーミュラEは、これまで経験したどのシリーズとも異なるレースだけど、僕には色々なカテゴリーでハイブリッドを走らせてきた経験がある」とブレンドン・ハートレー。「この経験を活かして、ルーキーとして良いスタートが切れたら良いね」
「フォーミュラEにはワイルドなコースがいくつかあるけど、僕は市街地コースが大好きだ。世界トップレベルのドライバーとメーカーが競い合う事で、これらのサーキットはよりエキサイティングな場所になる」
「既にチームとの作業に取り掛かっているし、僕としては彼らと共に素晴らしい成功を達成できると確信している」
ハートレー起用の理由について、ドラゴンレーシングを所有するジェイ・ペンスキーは次のように説明した。
「ブレンドンは真のレーサーだ。経験や知性だけでなく、レースでの腕前を併せ持っており、ペンスキーの新型パワートレイン”Penske EV-4″のポテンシャルを最大限に引き出してくれると考えている」
「最も重要な事は、我々と彼が、ハングリー精神や主要マニュファクチャラーと壮絶なバトルに臨むという強い決意を共有している点にある」
来季のフォーミュラEとWECは、2度ほどスケジュールがバッティングする見通しとなっているが、仮に日程が衝突した場合、ハートレーがどちらのレースに出走するのかは明かされていない。